アイコン 高島屋/博多リバレインにモール進出 やっとかなった福岡進出

高島屋のグループ会社で商業デベロッパーの東神開発は6月12日、福岡市で管理・運営する商業施設「博多リバレイン イニミニマニモ」の施設名称を「博多リバレインモールby TAKASHIMAYA」に変更すると発表した。
高島屋がプロデュースする「タカシヤマキッズパティオ」を2階に導入する。
2014年に「福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール」が開業して以来、親子3世代による入館数も増加している。

博多リバレインは、福岡市主導による再開発によって、1999年3月に開業。商業ビルとして、中核を担うリバレインセンタービルは「スーパーブランドシティ」として開業した。

しかし、人の流れがキャナルシテイには向かうものの、高値のブランドシティには縁がなく、再開発管理会社としては大失敗に終わり、経営権は移行し2003年に「イニミニマニモ」としてリニューアルした。
東神開発は、2007年に博多リバレイン イニミニマニモの信託受益権の50%を日本リテールファンド投資法人から取得し、商業施設の運営に参加。2012年には、信託受益権を100%取得していた。福岡都市圏における他の商業施設にはない魅力づくりを目標に、再生事業を進めている。
以上、

元々博多リバレインは、福岡玉屋が商業施設部分に入居する計画で建設が始まった。ところが、出鱈目に高額な家賃を設定され、福岡玉屋は福岡銀行はじめ地元財界の意向を跳ね除け、進出を断った。そこで急遽商業施設をスーパーブランドシティに変身してオープンさせたものの大失敗、福岡市と福岡財界が作る組合は巨額の負債を抱え実質破綻した。

福岡玉屋が移転進出を断る際、高島屋へも進出の打診が行われたと当時聞いた記憶があるが真実は不明。福岡玉屋と高島屋は商品供給の関係にあった。福岡銀行を怒らせた福岡玉屋も施設が老朽化しており、借金返済をカタに姿形がなくなった。

博多リバレインの建物設計は日建設計・建築は大成建設JVであり、ガタイはしっかりしている。ただ、集客力はアンパンマンミュージアム以外ほとんどないのが実態、高島屋にはこうした博多リバレインに波風を起こしてもらいたいものだ。
若い人たちが集客できれば自然と活気は出るのであるが・・・。

[ 2015年4月15日 ]
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