アイコン 三菱マテリアル本体の直島製錬所でJIS不正 JIS規格銅スラグJIS試験行わず

 

 

1、JIS規格に基づく試験を行わず出荷していた(JIS法違反)。
2、JIS規格の生コン用銅スラグの出荷に当たり、JIS規格値に満たない製品をJIS規格品として出荷、出荷後、顧客に対してJIS規格品ではない製品の送り状を作成して送付し、送り状を差し替えさせていた。(JIS規格不正品の隠蔽に該当する可能性)
結果、JIS規格取り消し

三菱マテリアルは8日、直島製錬所(香川県直島町)で製造するコンクリート材料の銅スラグ骨材について、必要な検査を行わないままJIS認証の製品として出荷していたと発表した。
グループ会社では、品質データ不正問題が相次いで発覚しているが、三菱マテリアル本体では初めて。

経済産業省は同日、直島製錬所の銅スラグ骨材に対するJIS認証を認証機関の日本品質保証機構が取り消したと発表。三菱マテリアルは社内処分を検討する。

銅スラグ骨材は、銅製錬の副産物として生産されるもので、コンクリートの主な材料の一つ。三菱マテリアルは必要な回数の検査を行わず、JIS製品として出荷していた。

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問題は、2015年1月から18年5月までに出荷された銅スラグ骨材を対象とした調査で判明。以前の期間も今後調べる。
製品の出荷先は生コンクリート製造会社など5社で、現在、安全性を確認している。

三菱マテリアルでは昨秋以降、グループ5社の品質データ改ざんが発覚。今年5月には子会社数社でも新たな不正が見つかったと公表した。この時点で、銅スラグ骨材に関する一部データの不備なども把握していたが「チェックミスで故意の改ざんではなく、安全性の確認も取れていた」(広報室)として公表しなかった。

日本品質保証機構は現地調査を行い、JIS規格値を満たさない製品に対してJISマークを付して出荷していたことを確認。さらに、その製品を出荷後、顧客に対しJISマーク表示の無い送り状と差し替えを行っていることで問題ないと判断していたことを確認している。
また、JISで定められた試験方法で試験を行わずに、JISマークを付して継続的に出荷していた事実を確認している。
以上、

<ハゲタカ導入から、日本の大手企業はおかしくなった>
日本の大手製造業者が、竹中平蔵が導入したハゲタカに翻弄され、利益最優先主義に経営方針を転換、小泉の聖域なき削減の企業版を講じ、人員削減による、正規雇用をリストラして非正規雇用に入れ替え、労働コストを大きく抑え利益を出し、内部留保に努め、配当増を行いハゲタカのご機嫌取りに終始した。さらに、経営者は自らの席の安泰を図るため、使い道のない内部留保金で自己株式を市場から購入してハゲタカに奉公し続けている。

こうした結果、日本を代表する企業が、検査要員不足、不正データ、データ捏造、JIS法違反などを繰り返している。
サラリーマン経営者の宿命であろうか。

韓国の現代自動車は、米ハゲタカのエリオットが大量に株を購入して、いろいろな注文をつけられている。所詮、株価を上げ、売り抜け、大儲けするのが商売のハゲタカ、広義の株価操作手法で儲ける代表格であるが、世界中が恐れおののきながら容認している。
しかし、現代自動車はかかってくるなら、かかってこいとエリオットに一切譲歩しない方針を発表した。
・・・このことが命をはるオーナー大企業とサラリーマン経営者の大きな違いだろうか。日本のサラリーマン経営者のほとんどが、ゴマすり名人、出世権謀術の達人に過ぎない。上り詰めれば権威・権力に溺れる経営者がほとんとだ。エリオットが株を購入すれば、オドヤドおろおろが日本の経営者の実態でもあろうか。
  日本経済の衰退は、日本企業にサラリーマン経営者が増加するとともに進んできており、歴史が証明しているといえよう。

  良いのか悪いのかは別にして、アメリカでは、こうした問題を抱えたのか、今では経営の専門家が高額で雇われて経営についている。経営者のヘッドハンティングも広く行われている。
不正データなどの不祥事を発生させれば株価や業績に影響し、経営者は即、経営責任を取らされ、株主から首を切られる。経営者は自らの商品価値を下がることから、逆に品質管理などには煩く対応している。
従業員さえ大事せず、利益だけに奔走する無能なサラリーマン経営者の功罪だけが表面化している現代の日本経済と見れようか。

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[ 2018年6月 9日 ]

 

 

 

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