4月の訪日客0.9増の292万人 韓国からは▲11%減、 韓国へは35%増
日本政府観光局(JNTO)が発表した4月の外国人旅行者の訪日客数は、前年同月比0.9%増の292万人で、4月としては過去最高を更新した。
最も多い中国からの旅行者が、前年同月比で6.3%増加、欧米からもイースター休暇と重なったことで大幅に増加し、米国からは15.8%増加した。
一方で、韓国や台湾からの旅行者は2桁減少した。
これについて観光庁は10連休の初めに海外に出かける日本人が増えたことで、航空券などを確保できなかったり、観光地の混雑を避けたりする人が多かったことが影響したのではないかとしている。
10連休による外国人旅行者数への影響は、5月も出ている可能性がある。
ただ、韓国の場合、急激に進んだウォン安の影響を受けた可能性もある。
<4月の訪韓客数は22%増>
韓国観光公社は22日、4月の訪韓客数を発表した。それによると、
前年同月比22.8%増の163万5,066人。
中国からが34.5%増の49万3,250人、日本から35.7%増の29万0,092人、台湾からは7.5%増の11万3,072人、米国からは14.9%増の10万2,524人だった。
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2019年4月&年間の外国人訪日客数 国別/JNTO
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2019年
|
4月
|
1~4月累計
|
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|
客数
|
前年比
|
客数
|
前年比
|
シェア
|
総数
|
2,926,700
|
0.9%
|
10,980,500
|
4.4%
|
100.0%
|
中国
|
726,100
|
6.3%
|
2,895,400
|
10.2%
|
26.4%
|
台湾
|
403,500
|
-14.2%
|
1,593,200
|
-1.0%
|
14.5%
|
香港
|
194,800
|
8.3%
|
699,800
|
-2.1%
|
6.4%
|
韓国
|
566,600
|
-11.3%
|
2,647,400
|
-4.4%
|
24.1%
|
タイ
|
164,800
|
10.9%
|
512,700
|
19.4%
|
4.7%
|
シンガポール
|
36,700
|
-2.4%
|
129,200
|
7.3%
|
1.2%
|
マレーシア
|
46,100
|
-6.3%
|
164,800
|
0.9%
|
1.5%
|
インドネシア
|
39,800
|
-7.7%
|
136,500
|
7.9%
|
1.2%
|
フィリピン
|
69,300
|
8.5%
|
188,800
|
5.4%
|
1.7%
|
ベトナム
|
55,300
|
9.9%
|
178,000
|
30.3%
|
1.6%
|
インド
|
18,400
|
3.9%
|
57,700
|
13.7%
|
0.5%
|
オーストラリア
|
70,500
|
22.8%
|
243,400
|
10.6%
|
2.2%
|
米国
|
170,200
|
15.8%
|
542,700
|
15.0%
|
4.9%
|
カナダ
|
38,900
|
13.6%
|
123,100
|
11.5%
|
1.1%
|
英国
|
44,500
|
6.0%
|
128,200
|
10.1%
|
1.2%
|
フランス
|
46,000
|
4.4%
|
108,100
|
7.8%
|
1.0%
|
ドイツ
|
27,800
|
25.7%
|
81,200
|
13.9%
|
0.7%
|
イタリア
|
24,100
|
35.7%
|
51,000
|
17.7%
|
0.5%
|
スペイン
|
13,900
|
51.0%
|
31,700
|
9.0%
|
0.3%
|
ロシア
|
13,800
|
11.5%
|
37,400
|
17.2%
|
0.3%
|
その他
|
155,600
|
12.8%
|
430,200
|
8.0%
|
3.9%
|
<対ウォン円チャート>
4月17日ころから急激にウォン安となっており、5月22日現在では約6%ウォン安円高となっており、5月にも影響すると見られる。
[ 2019年5月23日 ]