北朝鮮 中国貿易大幅回復 開城の機械利用か、制裁外品輸出
国際社会の北朝鮮への制裁が実行されて2年目を迎え、北朝鮮が輸出品目の多角化を通じて自己救済策を立てていることが明らかになった。
北朝鮮が核実験と長距離ミサイル発射を継続すると国際社会は2017年12月、石炭と水産物など北朝鮮の主な輸出品の取り引きを防ぐ内容を骨子とした国連決議第2397号を採択した。
昨年初め、本格的な制裁が実行されると北朝鮮の交易の90%以上を占める中朝交易額が前年より大幅減った。ところが、今年に入って中朝交易が再び増加したことが分かった。
IBK北朝鮮経済研究センターのソン・ジェグク研究委員は、「最近、中国税関が発表した4月中朝交易動向を分析した結果、両国の貿易総額が2億4146万ドル(約264億円)で昨年同月(1億7370万ドル)に比べて39%増えたことが分かった」として「輸出と輸入額いずれも増加した」と説明した。
<輸出>
特に、北朝鮮の対中輸出の場合、昨年4月に比べて93.2%が増加している。
研究センターによると、昨年4月北朝鮮の対中輸出額は1178万ドルであり、今年4月は2276万ドルとなった。
2276万ドルという数値は2018年1月3614万ドルを記録して以降、北朝鮮の月別輸出額では最も大きい金額。
これに先立ち、3月1656万ドルで比べても72.8%増えた規模。
ソン研究委員は「国際社会の対北制裁が続き、北朝鮮が制裁違反をしていない品目を開発して輸出した」とし、「輸出品目の多角化で輸出が増加した」と分析した。
制裁以降約1年間、両側の取り引きが、大幅縮小された後、輸出代替品目を北朝鮮が探ることで底を打って上昇傾向に転じたようだ。
実際に北朝鮮は北朝鮮への制裁以前の石炭と鉄鉱石、水産物などが輸出のほとんどを占めていたが、最近になって時計と時計部品、かつらなどが中国への輸出上位品目を占めているという。
<輸入>
輸入額も昨年4月1億6193万ドルから4月には2億1870万ドルへと回復傾向(35.1%増加)を見せた。
北朝鮮の輸入品は、ぜいたく品や原油、情製油の取り引き禁止により、プラスチックや食品、果物などが取り引き上位品目という。
中朝国境地域で行われている統計に把握されない密貿易まで含めば、両側の交易額や品目ははるかに増えただろうという見方が多い。
ただ、本格的な北朝鮮に対する制裁以前である2017年4月の北朝鮮の対中輸出9290万ドル・輸入額が2億8816万ドルだったという点を考えると、今年4月の両国の輸出入統計は2017年の輸出が25%、輸入は75%水準。
北朝鮮が制裁回避品目を通じて自己救済策を立てているが、対北制裁以前までは道のりが遠いという点を示唆している。
以上、
金大中時代と盧武鉉時代に合計3500億円以上も核開発の代わりにとして借款(実質プレゼント)を続け、挙句、2006年10月最初の核実験をさせた盧武鉉(当時の番頭は文在寅)、それでも盧武鉉政権は開城工業団地から撤退せず、李明博時代、朴槿恵政権時代と核実験を続けた北朝鮮、痺れを切らした朴政権が2016年1月に再び核実験を受け、同年2月に開城工業団地からやっと完全撤収させた。
北朝鮮は、現在、韓国から要請を受けている元開城工業団地の入植企業の開城団地訪問、しかし、これを拒絶している。
それは、これまでに開城工業団地の製造機械を持ち出し、中国との交易に使用していることにあるとされ、そうした機械の確認に訪問する元入植企業団を開城に来させるわけにはいかないというもの。
2018年10月から開城工業団地内に両国の合同連絡事務所が開設されたが、入所する韓国の事務所員たちにも、団地内の出入りは禁じられ、どうなっているか皆目見当がつかないという。
韓国側の報道では、同工業団地内には入植企業により1000億円以上の各種製造機械が南から搬入されているという。
交易用製品どころかミサイル製造にも利用されているものと見られる。
韓国大統領の盧武鉉・文在寅氏は、まるで白頭血統の金一族に呪われ・取り付かれているようだ。