アイコン やっと北朝鮮の5月の弾道ミサイル 米韓軍部「短距離ミサイル」で結論

 

 

0603_05.jpg韓国と米国の軍と情報当局は6月2日までに、北朝鮮が5月4日に発射した飛翔体を「短距離ミサイル」と結論付けた。
北朝鮮が4日と9日に発射した短距離ミサイルは同種類だが、「弾道ミサイル」かどうかや、ロシア製地対地弾道ミサイル「イスカンデル」との類似性などについては引き続き分析を進めることにした政府高官が明らかにしたと連合ニュースが報じている。
公式に発表するかについては、米韓は合意していないという。

 韓国の鄭景斗国防部長官はアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で行った演説で、「北は5月に2回にわたって短距離ミサイルを発射し、非核化交渉から離脱して過去に戻る可能性があることを警告している」と主張した。

韓国国防部は、北朝鮮が5月9日に発射した飛翔体については短距離ミサイルとしながらも、4日に発射したものに関しては「短距離飛翔体」と説明していた。

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短距離ミサイルの高度が低く、射程も弾道ミサイルの「スカッドB」(射程300キロ)や「スカッドC」(同500キロ)より短かったため、弾道ミサイルかどうかについては「分析中」との立場を維持することにしたという。
以上、
(現実に400キロ飛んでいるのだが・・・)

米国防省は「弾道ミサイル」と発表するもトランプ大統領は「そうは思わない」と濁し、韓国政府は「飛翔体」と一貫して「短距離ミサイル」でさえ認めていない。
(韓国軍と文政権、米国防省とトランプ政権、双方共2枚舌戦略)

それは「弾道ミサイル」と認めた場合、国連決議違反になり、更なる制裁強化の可能性を示唆しているからだ。
米軍が短距離ミサイルとしたのは米朝会談を停止させたくない思惑。
韓国文政権が、公式に「飛翔体」としたままにしているのは、これ以上北朝鮮が国連制裁強化を受けることに文政権自らが耐えられないことによるもので、ほとばしる北朝鮮愛が窺い知れる。
韓国大統領府が率いる文政権は、北朝鮮愛に徹し過ぎ、孤立した状態に陥っている。THAADを構えているため、中国も相手にしてくれない。
米当局は、THAADの正式配備を韓国政府に要請したと報道されている。韓国政府は常套手段のダンマリを決め込むことだろう。
(米軍によるTHAAD韓国配備は前朴政権が決定し、黄大統領代行時の2017年4月に未完成配備されたが、残る部分は2017年7月末文在寅大統領自身が追加配備を決定し部隊構成が完成している。いくら中国に対して3不の誓い(2017年10月)を行ったとしても社会主義政権の文在寅氏は逃げられない)

 
[ 2019年6月 3日 ]

 

 

 

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