アイコン エフエム東京 粉飾決算 11億円過大計上 赤字子会社の連結外し

 

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エフエム東京は、平成29年3月期~31年3月期連結決算について、損失を抱えた子会社を連結決算から外す不正な株取引で、赤字を隠す粉飾決算をしていたと発表した。

調査した第三者委員会は、報告書で「株式異動は実態を欠く」として、子会社を連結対象に含め、決算を修正するよう求めた。

 不正会計の対象は、デジタル放送事業「i-dio(アイディオ)」の子会社。当時、エフエム東京社長だった千代勝美氏が知人に子会社の株式を一時的に購入してもらい、持ち株比率を下げ、連結外しを行っていた。

3ヶ年の決算で本業のもうけを示す営業利益計11億円分を過大に計上しており、一連の不正による損失は約6億円に上るという。

 今年4月に内部告発で問題が発覚。第三者委を設置し、6月に社長や会長ら経営陣を刷新した。旧経営陣への損害賠償訴訟も検討する。

黒坂修社長は「公共性の高い放送事業者としてあってはならない」と謝罪。エフエム東京は9月下旬をめどに、過去分の決算修正と発表を延期している31年3月期の連結決算を公表する。

 アイディオ事業は、エフエム東京グループが約100億円を投じて2016年から全国展開してきたが、受信に必要な専用端末が普及せず、業績が低迷している。大手企業との協業を検討しており、黒坂社長は継続に向けて全力を挙げるとしている。

以上、報道参照

[ 2019年8月22日 ]

 

 

 

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