アイコン 韓国 アフリカ豚コレラ 1週間で5ヶ所に感染拡大 5例目は江華島

 

 

韓国の農林畜産食品部は9月24日、仁川市江華郡の養豚場で致死率が極めて高い豚の伝染病、アフリカ豚コレラ(ASF)の感染が再び確認されたと発表した。
17日に国内初の感染が確認されてから、今回で計5例目となる。

これまでの発生は、京畿道の①坡州市(確認日17日)、②漣川郡(18日)、③金浦市(23日)、④坡州市(24日)、⑤仁川広域市江華(江華島)(24日)。

①坡州市の東で感染・・・②漣川郡
坡州市の南で感染・・・③金海市(唯一漢江南)
④①と同じ坡州市で感染
坡州市の西で感染・・・⑤江華(仁川広域市江華島)

韓国では23日までに、集中的に防疫作業を進めるため6ヶ所の重点管理地域を設け、京畿道の坡州市、漣川郡、金浦市、東豆川市、(江原道)鉄原郡を指定し、防疫作業と地域の豚の搬出を3週間禁止するなどの措置を取っている。

23日には軍も動員し、全国の養豚場周辺で一斉防疫作業を行っている。

北朝鮮由来説:13日黄海側から北朝鮮南部を襲った台風13号、臨津江(イムジンガン/漢江と合流)上流域で死んだ感染豚・もしくは感染イノシシが河口へ流され、河口一帯近くの韓国の養豚施設(坡州市⇒漣川)に感染が広がったと推測している韓国政府。

韓国の養豚農家数は4,909戸、飼育数は1,018万頭(2015年12月末現在/韓国統計庁)
/うちソウル市を取り巻く京畿道には養豚農家が877戸あり、176万頭が飼育されている。

北朝鮮は今年5月、中国との国境に近い北西部の平安北道で豚がアフリカ豚コレラに感染したとWHOに報告。その後、平安北道では豚が全滅、全国へ感染が拡大しているとの情報がある。
韓国は、北朝鮮に対しアフリカ豚コレラの共同防除を呼びかけたが、北朝鮮から無視されている。当然、養豚場の所在地は、通常、外国人立入禁止区域が多く、秘密基地などが明らかになるおそれがあるためだろう。

京畿湾に注ぐイムジン川は、京畿道の東、(江原道)鉄原郡からさらに北朝鮮側の鉄原郡の山間部へ流れている。
ただ、発生分布からして板門店周辺からの流入も疑われる。
開城工場団地は、坡州市から板門店に至り、その奥8キロ先にあり、工場団地にも合同事務所を設け、韓国政府は人を駐在させており、帰り道の板門店にも多くの韓国軍+北朝鮮軍+国連軍が駐屯している。
先般は、板門店の南北共同事務所が台風被害にあい、南北が共同して改修工事にあたったという美談も報じられていた。
しかし、媒介はイノシシだけではなく、感染したダニも媒介する。ヒトの衣服や車両に付着した感染ダニが媒介している可能性も否定できない。
感染から発症するまでの潜伏期間は3日~21日間とされている。

さらに、北朝鮮由来説にはとどまらない。韓国へは中国から多くの観光客がやってきており、北朝鮮の寄りの中国の朝鮮族の往来も多い。
韓国の入管当局も肉加工品の持ち込みを禁止しているが、中国からの客は多くが知らず持ち込み、検査でたまに引っかかり、先日はアフリカ豚コレラウイルスも発見され、防疫処理されている。
韓国当局も、北朝鮮の感染拡大状況が何もわからず、入管や養豚場の防疫体制を強化するしかない。
2019.9.19の南北首脳平壌会談では、大幅に韓国が大幅に譲歩した軍事合意をなしたが、鳥インフルや牛の口蹄疫、アフリカ豚コレラなど両国の食料市場に直結する問題は何も話し合われていない。

北朝鮮において、アフリカ豚コレラの蔓延は、たんぱく質源の食料確保のため、荒れ狂う台風でも、冬の海でも、木造のオンポロ船で、手付かずのロシア沿岸部での漁獲や日本海の中央部に位置する好魚場の大和堆あたりまで来ざるを得ず、結果、無人の木造船の残骸だけが、ロシア沿岸や日本の日本海沿岸に大量に漂着することになる。
今年の冬はさらに漂着数が多くなることだろう。
核を完全廃棄し、中長距離ミサイルを全部廃棄し、日本から拉致した被害者たち全員を日本へ送還すれば、いくらでも日本からも支援できるというものであるが、人の命をなんとも思わない若造の権力者が漫画の世界のような究極の権力行使を続けている。

 

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[ 2019年9月25日 ]

 

 

 


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