アイコン 北朝鮮 米韓離間の計

 

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北朝鮮は米国に対してクリスマスプレゼントをすることなく、それなりの緊張をもたらした年末。米軍は偵察航路をオープンにして最新鋭の偵察機を動員して偵察飛行を行わせた。
一方で、北朝鮮は韓国に対しては、誹謗中傷の雨嵐、統一部長官に対する個人攻撃、最後には現代財閥が開発した金剛山観光施設を、父親の故金正日まで批判して「見ただけでも気分が悪い」とし、破壊するぞと警告、激しさの度を増した。

2018年9月19日の南北首脳平壌会談での文大統領の空約束(開城・金剛山再開、鉄道連結)が問題となっている。
2018年11月には当会談合意により、北朝鮮の鉄路の調査も韓国から調査用列車を持込み行っていた。
2019年2月27日の米朝首脳ハノイ会談での決裂後、南北関係はすべてストップした状態。

11月には、北朝鮮からの亡命希望者を北朝鮮当局からの一方的な犯罪人だとの連絡をこれまた一方的に信じ、強制送還。
・・・韓国文政権は北朝鮮の言いなりになると北朝鮮が確信を得た事件でもあった(当強制送還につき国連の調査を実質拒否している文政権)。

北朝鮮と同化したい文政権、北朝鮮の圧力に耐えられなくなったのか、南北協力開始の年頭の辞を発した。そうしたなか、北朝鮮の金正恩は、これまで外交戦略を総括してきた李容浩外相を更迭し、軍部出身で外交未経験者の李善権前祖国平和統一(祖平統)委員長を外相に抜擢した。
李善権氏は北朝鮮内では軍部強硬派とされ、祖平統でも、2018年9月19日の南北首脳平壌会談で同行させられた財界経営者と食事をする場面で「冷麺がのどを通るのか」と皮肉を述べ非難された人物。

李善権氏の外相就任により、強硬な挑発と対決路線に突き進むという金正恩のメッセージとなることが予想されている。
それは南北協力事業を推進すれば、南を取り込むだろうが、動かぬ米国に対しては強硬姿勢を貫くと見られる。
(文在寅氏も国連制裁を明らかに違反してまで南北協力関係をスケールアップする金の玉は持ち合わせず、すぐ行き着き、北朝鮮から再び批判されることになる。)

北朝鮮は経済制裁により、すでに平壌の一部でも暖房が停止しているほど経済は悪化し続けている。石炭は取れ、暖房に用いられるはすだが・・・)

米朝交渉では、北朝鮮が期待する制裁緩和などの要求に、米トランプ政権が反応を見せていない。それどころか、昨年5月4日以降、短距離弾道ミサイルの発射実験を13回も行ってきた。
トランプ米大統領としても大統領選挙で忙しく、票に直接つながらない限り米朝関係の改善よりも現状維持を選択している。
このような状況を放置された場合、北朝鮮に有利な交渉は難しくなると見て、更に挑発に動くことを示唆して李善権カードを切ったと見られている。

北朝鮮は核廃棄交渉に関与してきた李容浩氏を更迭することで、核問題を外交交渉で扱わないという瀬戸際外交を宣言したようだ。

李善権氏の登場を機に北朝鮮が非核化協議の離脱を宣言するなら、国際社会の強硬な対応を招かざるを得ない。
そうなると再び緊張が高まることが懸念される。非核化協議を拒否して強硬対応に出るなら、さらに国際的孤立を自ら招くことにもなる。

<ハリス大使攻撃>
このような状況下で、韓国の文大統領自身が年頭の辞で明らかにした南北協力にだけ執着する場合、状況を誤って判断する恐れがある。
こうなればなるほど、北朝鮮の非核化目標を土台にした米韓協力は揺らいではならないのだが・・・。
文大統領の御用新聞のハンギョレ(文正仁とともに文大統領の代弁新聞社)は、「米政府でもない一介の大使の分際で、横着にも文大統領の年頭の辞や16日の南北施政方針演説に対して、イチャモンを付けた」と北朝鮮同様の切り口・脈絡で駐韓ハリス米大使を猛攻撃した。

これに対して、米国務省報道官は「ハリス大使を全面的に支持する」と発表し、すでに北朝鮮による米韓・離間の計は、文在寅を動かすことで行使されてきているようだ。
文氏自身は北朝鮮同化策の信念の下、周辺人事を、すべて北朝鮮愛派で取り囲ませており、一度動かせば、止まらない状況になりつつある。

ハリス攻撃は、与党ともに民主党議員から始まり、大統領府に至り、大統領府と直結しているハンギョレ新聞や市民団体がその攻撃をエスカレートさせている。当然、反米が旗印。
北朝鮮としては、これまで韓国を洗脳してきた実を刈り取るタイミングと見ているようだ。


 

[ 2020年1月21日 ]

 

 

 

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