アイコン 韓国 ペルシャ湾警護に青海部隊派遣決定 米有志軍に組せず

 

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韓国の国防部は21日、イラン近海・ホルムズ海峡への軍派遣について、「現在の中東情勢を考慮し、国民の安全と船舶の自由航行の保障のため、(海軍)清海部隊の派遣地域を一時的に拡大することを決めた」と明らかにした。清海部隊はソマリア沖アデン湾に派遣されている。
国防部によると、清海部隊の派遣地域はオマーン湾、ペルシャ湾にまで拡大され、韓国軍の指揮下で国民と船舶を保護する任務を遂行する。しかし、米主導の有志国軍には参加しない。

<UAEの韓国軍>
韓国はUAEの原発受注の裏取引に軍隊を2010年から派遣している。最高70年間派遣し続けることになる。
当地の韓国軍は原発を守り、UAEの軍隊を教育するというものだが、韓国政府は韓国製兵器の売却も進め、韓国の軍需企業は兵器売却でも利益を得ている。
UAE原発4基は完成時期に来ており、すでに2基が完成し、今年から1基は商業運転に入る。
ただ、韓国原発でも発生していたコンクリの空洞が見つかり、一部手直しが施されたりしており、原発も独自の韓国型であり、UAEは心配から原発のそうした監修管理をフランス企業に委ねている。

UAEを取り巻く軍事的環境は原発受注の2009年当時と大きく変わってきている。
UAEは、韓国軍は同盟軍として位置づけており、UAEがもしもイランなどから攻撃を受けた場合、当然、韓国軍はイラン軍と交戦するものとしている。しかし、韓国政府は原発の警護であり、イラン軍との交戦はしないという立場、灰色のままになっている。
文政権になり、韓国軍のUAEからの撤退を相談させたが、UAEからカンカンに叱られた経緯がある。

<UAEを取り巻く環境>
1、アラブ首長国連邦=UAEは、カタールやイランなどと国交断絶している。

2、アラブ連合軍は、旧南イエメン(暫定政府軍/スンニ派)に軍隊を派遣し、旧北イエメン(フーシ派系フーシ派)を空爆している。
UAEは連合軍の一員として空爆にも参加しているが、北イエメンは2017年12月、UAEの原発に向け、ミサイル攻撃を仕掛けたが、そのミサイルはどこへ飛んでいったかわからず難を逃れた。

3、ペルシャ湾の船舶に対して、イランは正規軍ではない革命防衛隊が攻撃し被害を受けている。サウジの石油コンビナートもどこからか飛んできたドローン攻撃を受け炎上した。
今年初めには、米トランプ大統領がイラクにいたイランの革命防衛隊の司令官をドローン・ミサイルで爆殺し、緊張が高まったが、現在は落ち着いてきている。
しかし、同時にイラク民兵の副司令官も爆死しており、民兵らにより米軍や米国施設への報復攻撃が中東各地で発生しており、その報復の米軍による空爆も行われ、肝心のイラクで泥沼化している。
紛争地イエメンでは、モスクがドローン攻撃され、暫定政府軍兵士の80人あまりが死亡している。フーシー派は犯行声明を出していない。

ペルシャ湾の原油は、かつて最大の輸入国だった米国は、今や原油やLNGの輸出国に変貌しており経済的利害関係はなく、中東のおまわりさんになっている。

米トランプがイラン次第で攻撃に入る可能性もまだあり、攻撃時には、当然、米軍にUAEもサウジも参戦し、UAEはイランからの反撃を受ける可能性が高くなる。当然、UAEの韓国軍もイランを攻撃する宿命を帯びる。

今回、韓国軍が派遣する青海部隊は、オマーンのほかUAEにも拠点を構えることが予想されている。
韓国政府は、これまで、ソマリアからの海賊対策からアデン湾に青海部隊を日本同様、配備している。韓国軍は、青海部隊の守備範囲をアデン湾からオマーン湾・ホルムズ海峡・ペルシャ湾に拡げることにしている(広すぎて守備などできない)。日本を真似た手法である。

<派遣部隊>
韓国軍は、31陣の駆逐艦「王建」(4400トン)がホルムズ海峡まで作戦区域を広げ、任務を遂行するという。
王建は特殊部隊の隊員で構成された臨検・捜索隊や海上作戦ヘリコプター(リンクス)を運用する航空隊の将兵など約300人。
米国が納得するかは別問題、韓国軍は米国の顔色次第で第2陣、第3陣の派遣の可能性もある。
今回の派遣も単なる交代だけで、守備範囲を広げただけ。

 

[ 2020年1月21日 ]

 

 

 

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