拭う鎌倉の(有)グラフィカ(東京)/破産手続き開始決定 新型コロナ関連倒産
手ぬぐい製造企画の(有)グラフィカ(所在地:東京都練馬区豊玉北1***)は4月13日、東京地裁において破産手続き開始決定を受けた。破産管財人には野田聖子弁護士(03-3273-1800)が選任されている。
負債総額は約2億円。
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資本金は1000万円、従業員は13名。
同社は平成11年8月設立の手拭、風呂敷、扇子などのデザイン企画および製造販売業者。製造は外注に委託し、同社は観光客・インバウンド効果を狙い、拭う鎌倉 -nugoo kamakura- 若宮大路店と二の鳥居店と日本茶の喫茶店、KITTE丸の内店、東急ハンズ新宿店に出店し、令和元年7月期には8億円以上の売上高を計上していた。
しかし、借入依存により相次ぎ出店していたことから財務体質は厳しく、今回の新コロナ感染症拡大により、観光客が大幅減、同社の売上高も急減し、借入負担も大きく、支えきれず今回の事態に至った。
追、同社は生産業者のルートを確立しており、それを生かす承継も必要だろう。
[ 2020年4月16日 ]
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