中国の海航集団が破産申立へ
中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)が1月29日、破産法に基づく再建型の倒産手続きに入ったと発表した。
同社は1月29日ウェブサイトで、「返済期限を迎えた債務を返済できなかったため、債権者が海南省の高等裁判所に破産を申し立てた」と発表。
海南省が本拠地の中堅航空会社で、海南航空を母体に発展した海航集団は、2010年代に海外の航空機リース会社、空港運営会社、物流会社、ホテルチェーン、金融機関などを次々に買収、経営規模を急速に拡大していた。
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しかし2017年、海外企業のアグレッシブなM&A(合併・買収)を繰り返していた海航集団を含む複数の中国企業を対象に、中国政府が金融機関の与信リスク管理の監督を強化したことをきっかけに、海航集団はたちまち資金繰りに窮し、今回の事態になったといわれる。
中国企業は中国政府次第。
[ 2021年2月 4日 ]
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