要約版、まぐろの海商こと(株)海商(浜松)/民事再生開始決定
続報。生鮮魚介卸業の(株)海商(所在地:静岡県浜松市南区新貝町239-1 代表:船坂敏之)は3月5日、静岡地裁浜松支部において再生手続き開始決定を受けた。
要約は次のとおり。
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破綻企業 要約 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)海商 |
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本社地 |
静岡県浜松市南区新貝町239-1 |
3 |
代表 |
船坂敏之 |
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設立 |
1979年1月 |
5 |
資本金 |
1億円 |
6 |
業種 |
「まぐろの海商」、生鮮魚介の仲卸業 |
7 |
売上高 |
2017年3月期、約65億円 |
2021年3月期、約17億円 |
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8 |
破綻日 |
2021年2月26日 |
9 |
破綻状況 |
民事再生法の適用申請 |
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裁判所 |
静岡地方裁判所浜松支部 |
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決定日 |
2021年3月5日 |
再生手続きの開始決定 |
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申請代理人 |
南栄一弁護士(南法律事務所) |
電話:03-3263-1511 |
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監督員 |
塩沢忠和弁護士(はままつ共同法律事務所) |
電話:053-454-5535 |
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負債額 |
約16億円 |
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債権届出期間 |
再生債権の届出期間:4月9日まで |
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破綻内容 |
同社は、浜松市の中央卸売市場で「まぐろの海商」として知られ、冷凍まぐろを中心に水産物の仲卸業および加工も営む水産会社。スーパーや水産問屋、鮮魚店、寿司チェーン、飲食店などに販路に持ち、また店舗名「まぐろの海商」などで飲食店も経営していた。 地元浜松のほか、東京・築地事業所や海外の釜山・フィリピンなどにも進出し事業を拡大していた。しかし、積極的な事業拡大により資金需要が旺盛となり、資金繰りは逼迫するようになっていた。そうしたなか、新コロナにより飲食店向けの受注が大幅に減少し続け、資金繰りにも窮し、同社は抜本的に財務改善を図るため、今回の民事再生法の適用申請となった。 なお、同社はスポンサーと交渉中とも伝えられている。 |