アイコン 熊本で震度4の地震  大地震から5年経過しても余震おさまらず


2016年4月14日発生した熊本大地震、熊本城の修復も急ピッチで進められ天守閣の修復も終えたが、余震は今だ続いている。
5月6日午前9時16分ごろ、熊本県で震度4の揺れを観測する地震があったと気象庁が発表した。
震度4は熊本市西区、熊本県宇城市。
震度3は熊本市南区、宇土市、美里町、嘉島町、氷川町
などとなっている。
気象庁の観測による、震源地は熊本地方で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.0と推定されている。
熊本警察本部によると、これまでにけが人の通報はないという。
以上、

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余震が続けば続くほど、熊本県の各地の断層を刺激し更なる地震を発生させている。
熊本地方は、関東から連なる中央構造帯の西端に位置し、瀬戸内海-豊後-阿蘇から宇土半島へ向かう①布田川断層、②阿蘇南から熊本地方に伸びる緑川断層、③阿蘇西から島原に向かう立田山断層、熊本地方から南下する④日奈久断層など複雑に分かれる地域にあり、断層が絡みあっている。

そのため2016年4月の2度にわたる大きな地震で各断層と枝分かれした小規模断層なども含め地震が発生し続けているが、一定以上の地震のたびにまたほかの断層に刺激を与えまた新たな地震を発生させている。

余震が終息するのに5年かかると言われていたが、その5年も経過してしまった。熊本大地震は元々東日本大震災の地震の余震と見られているが、予知は遠方でもあり、考慮されていなかった。
地下10キロ~30キロ、誰も見たこともなく、音響装置で断層を確認しても調べる地域は限界がある。そのため予知にも限界があり、地震が発生して初めてわかることばかりだ。
現在の予知能力は鯰かモグラに聞くしかないレベルだと思ったほうが、人の地震に対する心構えや対策も異なり、より身の安全ではないだろうか。

東日本大震災ではすでに10年を経過した。宮城県沖では津波は発生しなかったものの最近2度も震度5強の地震が発生している。1993年7月13日に発生した北海道南西沖地震(M7.8/震度6/深度35キロ)による奥尻島に押し寄せた16メートルの大津波での大被害の例もあり、くれぐれも津波には警戒してもらいたいものだ。


 

[ 2021年5月 6日 ]

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