アイコン 広州市でもインド変異株 26人の感染者発生で大規模検査へ


中国の新華社によると、広東省広州市当局は30日、5月下旬に入り新型コロナウイルス感染者を20人以上確認し、多くはインド変異株とみられることを明らかにした。

感染拡大を阻止するため、PCR検査の陰性証明がなければ鉄道、バスや車、飛行機で市外に出られなくするとの通知も発表した。
5月31日午後10時(日本時間同11時)から実施する。

1500万人都市の広州市では、警戒を強め、感染者が発生している地域で全住民を対象としたPCR検査を実施している。
21~30日に発症者5人、無症状感染者21人が確認された。分析が済んだ検体は全てインド変異株だった。
以上、新華社など参照。

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広州には広州汽車があり、ホンダやトヨタが締結して各合弁で大規模生産工場を有している。

感染力が強いインド変異株、しかし、中国は相手国を借金の漬物にするインフラ投資により全世界に進出しており、そのインフラ投資の資材も労働力も中国から運び入れ・派遣しており、そうした出稼ぎ労働者たちが陸海空路により帰国、いつしか新コロナウイルスの猛烈型を運び入れ、再び火種になる可能性もある。(居直り反省なければ、1度あることは何度でもある。)

新コロナウイルスは変異し続けており、英国型=N501Y型に対して有効性が低く、E484K型に対して未知数の中国製のシノバック製やシノファーム製ワクチンでは抗体を突破させる可能性もある。
ただ、日本は遅れに遅れているワクチン接種、すでにインド株が現在の英国型に置き換わるともされている。
それどころか、インド株より強力で極悪(←ベトナム保健相談)なベトナム型。日本の入管や検疫当局はベトナムからの入国者に対しふんどしをすぐ締め直さなければ、瞬く間に日本へ伝播することが懸念される。

インド関連国やベトナムのような国からの日本人帰国者は14日間の施設隔離、また、そうした国からの技能実習生受け入れどころの状態ではない。
日本当局は、そうした国からの日本人や外国人の帰国者・入国者も全員14日間隔離できなければ入国させるべきではないだろう。

新コロナウイルスの変異株は、より感染力が強く、ワクチンの有効性が限られる変異株が生き残る。

N501Y=感染力が強い順<武漢型⇒欧州型⇒英国株⇒インド型?⇒ベトナム型?>より強力型が生き残る。
E484Y=免疫回避の順<南ア型・ブラジル型・フィリピン型⇒インド型⇒ベトナム型?>より強い回避型が生き残る。(ただし、免疫回避はワクチンにより異なる)

日本と中国の違いは、中国は大々的感染検査で感染者を見つけ出し隔離し続け、感染拡大を阻止してきた。今ではそれ以前と変わらない水準に至っている。

一方、日本は英国型が地域で拡大していたにもかかわらず感染検査を一帯に行わず、増やしもせず、神戸から兵庫県・大阪市へ感染を拡大させた。
感染者数が増加してはじめてその紐付きで感染検査を増加させている。これでは元の木阿弥、
措置や宣言を発する以外、減少させる手立てを、昨年1月の発生から1年5ヶ月も経過してもなお典型的な一度決めたら梃子でも動かさない官僚主義を貫徹させ、感染拡大と強力規制のイタチごっこを繰り返し、これでは飲食店等サービス産業が持つわけがない。

以前、東京の自治体が、感染者が増加している一帯でプール方式により大規模PCR検査を実施しようとしたが、有効性に問題があるとして厚労省は認めなかった経緯がある。偉い厚労省はそれに対して代替案は何も示さなかった、偉いのだ。

中国はこれまで1000万都市のいくつもの都市でプール方式により全住民の検査を実施、感染者をあぶり出し隔離し、感染拡大を封じ込めてきた実績が山ほどある。

日本は唯一の頼みの綱であるワクチンも、ワクチンを国内に所有していても接種は進まず、G7どころかOECDでも最低クラス。
(5月27日現在、1111万回、人口比8.9%/2回完了者は307万人、人口比2.4%)。まだ2月17日からスタートさせた医療関係者でさえ1回目をまだ進めている段階(2回完了者数480万人のうち282万人/58.9%/総接種回数719万回)。

地球温暖化によりシベリアの永久凍土が溶け出して久しい。閉じ込められていたウイルスが地球上に飛び出し、新コロナウイルス現象が再来するともいわれている。SARSを経験し、そうしたことを以前から危惧して、国家として対応してきたのが米国や欧州の国々である。
米国は世界最大のワクチン開発国であり、生産国でもある。2番目の生産国は欧米企業から生産委託を受けたインドとなっている。


 

[ 2021年5月31日 ]

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