(株)サンクローバー(岐阜)/民事再生廃止・破産へ 新型コロナ関連倒産
続報。婦人服製造・卸売業の(株)サンクローバー(所在地:岐阜市茜部中島1丁目141番地 )は5月14日付、岐阜地裁において民事再生廃止及び包括的禁止命令を受けました。
官報より参照。
申請時の負債総額は約16億円。
資本金は4800万円、従業員は25名。
同社は昭和31年2月創業、昭和43年11月法人化へ、業績が低迷する中、新型コロナの影響もあり自主再建を断念、スポンサーによる再建に向け民事再生申請していたが、今回廃止となった。
保全管理人は、足立法律事務所の足立洋弁護士(所在地:岐阜市今小町3番地)が選任されている。
事件番号は令和3年(再)第1号となっています。
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破綻要約 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)サンクローバー |
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本社地 |
岐阜市茜部中島1-141 |
3 |
代表 |
奥田裕良 |
4 |
設立 |
1968年11月 |
5 |
資本金 |
4800万円 |
6 |
売上高 |
2008年5月期、約26億円 |
2020年5月期、約12億円 |
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7 |
業種 |
婦人用フォーマルウェアー製造卸 |
8 |
破たん |
2021年2月25日 |
民事再生法の適用申請 |
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2021年3月5日 |
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再生手続きの開始決定 |
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2021年5月14日 |
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再生手続きの廃止決定/財産保全管理命令 |
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9 |
裁判所 |
岐阜地方裁判所 |
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保全管理人 |
足立洋氏弁護士(足立法律事務所) |
電話:058-266-8181 |
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負債額 |
約16億円 |
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破綻事由 |
同社は婦人用のフォーマルウェアーを得意とした製造卸会社。ネット販売も手がけていた。しかし、消費不況、冠婚葬祭の小規模化、簡素化によりフォーマンウェア市場が低迷、売り上げ不振が続く中、今般の新コロナにより、さらに売上高が激減し経営不振に陥り、民事再生法を申請して再起を目指したが、4月からの度重なる緊急事態宣言で先行き見通しも立たなくなっていた。同社は裁判所の管理下、事業を譲渡することを内定、同社は清算することになったため、裁判所により今回の民事再生廃止決定となり、今後、破産に至る。 |