アイコン 「尾身を黙らせろ」と言ったとか言わなかったとか


6月3日の参議院厚生労働委員会で政府の分科会の尾身会長は、東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、「パンデミックの中での開催は普通でない」と強調し、開催するのであれば、政府や関係者が強い覚悟で感染対策などに取り組む必要があるという認識を示したと報道されている。

最近、政府関係者が政府の身内でもある尾身氏に対して「尾身を黙らせろ」と言ったとか言わなかったとか。しかし、尾身氏の口は止まらないようだ。

安倍首相当時には新コロナ防疫対策の諮問会議と専門家会議があったが、専門家会議が政府の了解を受けず記者会見したことから、怒った安倍さんが記者会見している最中に、解散させた経緯がある。
今ではメンバーを入れ替え専門家会議を、専門家会合という名だけ変身させている。ただ、尾身さんは新コロナ事態の最初から政府の諮問会議の座長であり、政府関係者が辞めろと言えない関係にある。尾身氏は12月の反省があるようだ。歳を取ると頑固になり、誰が何を言っても耳も聞こえなくなる。開催することで決定している東京五輪、8万人募集のボランティアのうち1万人が辞退したという。希少外国語が話せる地方のボランティアの人は、研修を受けるのに田舎から自費で研修地まで出向き、また自費で帰宅し、本チャンでまた自費で会場まで行くことになるという。

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一方、ボランティアとして有償で採用された人には高額な賃金が支払われるという。その有償ボランティアを募集する人材派遣会社には一人当たりその賃金の5~10倍が支払われるという。
国内各地からそうしたすべて自己負担のボランティアも含め行き来することにもなる。

また、政府は、制限して国内観客を競技会場に入れるという。すでに無観客ではすでになくなっている。そうした人たちも日本国中をうろうろすることになる。

それに加え、東京五輪では、外国の首脳クラスが来日する場合は、1国あたり40人を限度にするという。
そうした人たちは東京中をうろうろすることになる。陰性証明書を持ったとしてもウイルスを持って入国し、日本で発症すれば日本で感染したと大騒ぎになることは目に見えている。
100ヶ国が1国当たり40人引き連れてきた場合、4000人の競技とはまったく関係ない人たちがやってくることになる。千客万来、都心の超高級ホテルはうれしかろうが、防疫対策、セキュリティ対策は・・・、そうしたホテルには一般客は宿泊できないだろう。

選手に配られる11マンコのコンドームはお土産用だという。ならば大会終了日に渡すのだろうか。国民を馬鹿にしたような大会関係者のいいかげんな発言は慎んでもらいたいものだ。

観客動員で実施する方針であり、政治家や官僚は一度決めたら融通は利かず、実施するだろう。ただ、実施するに当たり、万が一、外国人の関係者に感染者が出た場合、日本の信用さえ落としかねない大会となる。そのリスクは最大限避けるべきではないだろうか。

沖縄はGW期間中、関西関東方面から10万人以上の観光客が押し寄せた結果、現在の感染者数が発生している。関西や関東から誰もウイルスを持って沖縄へ行ったわけではない。しかし、感染させた人は結果、熱もない軽症者や感染無症状者、物にウイルスを付着させ沖縄に入ったことが想定されようか。
ウイルスは人の内外に付着している。多くの人が移動すればそれだけ感染リスクが高まることも事実だろう。
まあ、GOTOキャンペーンで、ホテルで感染した人は僅かしかいないと国会答弁し、いつまでもキャンペーンを引っ張った人たちが世の中を動かしており、なるようにしかならないのだろうが。

SARS-2-COVは人が媒介するもの、蚊・ハエ・猫ではない。

[ 2021年6月 4日 ]

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