アイコン 5月の倒産件数461社で前年比60.1%増 昨年は新コロナによる特殊減


日本最大の企業調査会社の帝国データバンクによると、5月に1000万円以上の負債を抱えて法的整理の手続きをとった企業の数は461社、前年同月比で60.1%増加し、10ヶ月ぶりに増加した。

これは、昨年5月は、1回目の緊急事態宣言の影響で裁判所の業務が縮小されるなどして法的整理の手続きが滞り、倒産件数が抑えられていたことの反動によるもの。ただ、新コロナで売上高が落ち込んだ中小企業などに対する実質、無利子・無担保の融資の影響もあって、5月の倒産件数としては比較ができる2000年以降で2番目に少なくなっている。
帝国データバンクは、ワクチン接種にともなう経済の正常化が期待される一方、緊急事態宣言の延長で、都市部の飲食店などを中心に厳しい経営状況の企業も多く、今年の後半にかけて倒産件数の増加が鮮明になるおそれもあるとしている。
以上、

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国の政策により、金融機関は企業の求めに応じて無利子で融資せよとの立場は変わらず、倒産件数は大幅に減っているが、すでに返済期に入った企業もあり、その対策も必要となっている。最近は、それ以前から経営不振もあり、新コロナによりさらに前途の見通しも立たず、自ら破産するケースも増加している。

新コロナ戦争に経済が大事だとして短期決戦を避けた政府、新コロナ事態が長期化し、倍返しで経済は悪化している。こうした事態が続けば続くほど、企業の収束後の投資余力も蝕まれ、内需経済は低迷することになる。
日に2000人が感染すれば、統計上、日に15人が確実に死亡する新コロナ感染症、ほかにも多くの人が後遺症で病むことになる。
6月8日現在
ワクチン接種回数は、1,745万回、人口100人当たり13.6回
1回以上接種した人、1,294万人、人口100人当たり10.24%
2回完了した人、430万人、人口比3.4%

参考、英国
ワクチン接種回数は、6,799万回、人口100人当たり100.16回
1回以上接種した人、4,033万人、人口100人当たり59.41%
2回完了した人、2,766万人、人口比40.75%
英国型変異株の猛攻を受けた英国、人口は日本の半分だが、これほどの接種率でも日々の感染者数は7日5,683人、6日6,238人、5日3,165人と日本より多い感染者数となっている(ただしピークの1月8日は67,000人が感染し、それ以降減少し続けていることも間違いない)


 

[ 2021年6月 9日 ]

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