アイコン 清水建設施工の『プラウドタワー武蔵小金井クロス』716戸で施工問題発生か?


0614_05.jpgフライデーが施工不良のマンションだとして次のとおり報じている。
現在販売中の東京都小金井市に聳える駅直結の超高級ツインタワーマンション『プラウドタワー武蔵小金井クロス』をめぐって大騒動が起きている。

スーパーゼネコンの清水建設が施工を担当し、売主は野村不動産。2棟合計で総戸数は716戸、価格は4LDKで最高1億9000万円。
住民のTさんは、「欠陥が明らかになったのは今年2月下旬でした。上階の足音がうるさいということで、管理組合の一人が民間検査会社の『日本建築検査研究所』に調査を依頼したんです。最初は防音設備にだけ問題があると思っていたのですが、調査で次々に他の欠陥も見つかったんです」とTさんが本誌に提供した『建物調査報告書』は、全44ページにわたって重大な「施工不良」の実態を明らかにしていた。

本誌は調査を担当した建築検査士の岩山健一氏に取材を申し込み、話を聞いた。
「私が調査して見つかった欠陥は、
① 防音設備
② 耐火設備
③ 耐水設備
の主に三つ。
①については上下階の間にある二重床の支持脚(階を持ち上げるための脚)に遮音性のゴムが使われていない箇所が発見された。
その結果、音が響いている。

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②は全戸に付いているメーターボックス内に使う石膏ボードの貼り方に問題があった。石膏ボードを貼り付ける際に打つタッカー(留め金)の間隔が、国交大臣が定める基準を満たしていなかった。 ここにはガスの配管などが入っている。ボードの固定が甘いと、発火した際に延焼が起きやすくなる。

③はトイレ内の手洗い付近の壁には耐水石膏ボードを使用しなければいけないのに、普通の石膏ボードを使用していた。当然、湿気に弱くなり、腐食の原因になる」

3月27日には野村不動産と清水建設の責任者が同席して、説明会が開かれたが、Tさんの不信感は深まるばかりだったという。

「両社の責任者は、専門用語ばかりを並べた説明で購入者を困惑させたり、 『手元が暗くて確認が不十分だった』 『チェック項目から抜けていた』などと、呆れた言い訳を繰り返すばかり。補償についても、うやむやなままで、 『資産価値を守るため』と言って購入者に口止めもしました」 1週間後、両社はマンションの理事会で「施工不良」を認めて、購入者に謝罪したものの、住民の疑念は晴れていないという。

「両社は『設計図通りに変更する』と言い、補償はこれから協議をしていく予定。

しかし、一度の調査でこれだけ問題が出てきたので、他にも重大な欠陥があるんじゃないかと不安が募るばかりです」(Tさん)、 前出の岩山氏もこう指摘する。 「そもそも購入前に見せられていた設計図通りに工事が行われていなかったことが大問題。手抜き工事も甚だしいと言っていいと思います。欠陥が見つかった場所だけを調べて、問題を解決したというのは無理があるでしょう。とくに法令基準を満たしていない耐火設備に関しては、目視で確認できない部分があります。一度販売を中止して、他に欠陥がないか、未入居の部屋も解体するなどして、大規模な検査が行われるべきです」 しかし、驚くことに問題が解決していないにもかかわらず、野村不動産は物件の販売を続けているという。

一連の問題について野村不動産と清水建設に質問状を送付したところ、双方から次のような回答があった。
「個人資産に係ることであるため、コメントは差し控えさせていただきます」 購入者は日々の暮らしを脅(おびや)かされている。一刻も早い誠実な対応が求められる。
以上、フライデー参照

内装工事会社、ボード貼りの専門業者が行ったと見られるが、同じ業者で同一の施工人の工事では、どこのマンションでも同じような手口になっている可能性もある。
また、工事は大きい物件のためイーストとウェストは異なる施工業者が担当している可能性が高く、一方のマンションにボード問題は集中している可能性がある。
現場所長や現場監督も施工業者に任せており、慣れからも施工状況をいちいち監督しないのも事実。

① については設計がどうなっているのかによって決定する。支持脚には金属にゴムをついたものや金属だけのものもある。後者が取り付けられているものと見られるが建築基準法に違反するものではないだろう。
② については、タッカーを補強すれば済む。即、耐火ボードに変更というものではない。
③ については、設計でどうなっているかが問題で、ボードの上に必ずクロスを貼ることから、耐水クロスを貼った場合には問題はないように思うが・・・。洗面台とのかぶりにはコーキングも施されているはずだ。
報告書は44ページもあり、ほかにもいろいろあるのだろう。
分譲マンション、クレームをつければ100でも1000でも発生する。クレームなのか(善処事項))、施工ミスなのかは専門家でなければ判断は難しい(建築に携わった者としてそういえる)。
大騒ぎすれば野村不動産もお客様に対応せざるを得ず、結果、補修工事は施工の清水が対応することになる。床を剥がせともなると大工事になり、額も桁はずれに大きくなる。判断の基本には建築基準法がある。許容範囲かどうかという基準も必要。
設計も清水の設計部門が書いたのかも知れない。

 


スクロール→

プラウドタワー武蔵小金井クロス概要

物件名

プラウドタワー武蔵小金井クロス (第6期)

販売時期

6 2021102日〜2021103

103()15:00受付締切

所在地

東京都小金井市本町六丁目1910番(地番)

交通情報

JR中央線 「武蔵小金井」駅 徒歩3

JR中央線 「武蔵小金井」駅 徒歩4

※「武蔵小金井」駅nonowa口より徒歩2(イースト)3(ウエスト)(※利用時間/7002200、交通系ICカード専用)

種別

分譲マンション

敷地面積

14,180.04m²

土地権利/借地権種類

所有権

建築確認番号

20205月竣工済み

用途地域

商業地域

構造・規模

RC(一部鉄骨造) 地上26階 地下2階建て (ウエスト26階建・イースト24階建)

建物竣工時期

20205月竣工済み

入居(引渡)時期

20221月下旬(予定)

分譲後の権利形態

敷地及び建物共用部分:権利変換計画及び管理組合規約細則に基づく所有権の共有 建物専有部分:区分所有権

総戸数

716 (イースト:343戸〈うち非分譲住戸47戸含む〉、ウエスト:373戸〈うち非分譲住戸56戸含む〉)

販売戸数

5

販売価格

74,180,000 (1) 105,380,000(1)

間取り

3LDK4LDK

専有面積

70.33m² 〜 86.09m²

バルコニー

14.53m2    18.68m2

管理費()/月額

24,680円 ~ 30,220

修繕積立金()/月額

9,140円 ~ 11,190

管理準備金()/引渡時一括払

19,770円 ~ 24,190

修繕積立基金()/引渡時一括払

930,050円 ~ 1,138,460

自治形成支援費/月額

150

トランクルーム/月額

5,000円(147区画)

サイクルストレージ/月額

2,000円(16台)

駐車場

259

(タワーパーキング252台、平置4台、小型平置1台、身障者優先平置2台)ほか住宅用カーシェア用2台あり

月額使用料:24,000円 ~ 30,000

駐輪場

1137

(傾斜式716台、2段式65台、スライド式109台、平置198台、小型平置49台)

月額使用料:100円 ~ 500

バイク置場

19

月額使用料:4,000

ミニバイク置場

23

月額使用料:3,000

フラット35S

利用可 (「フラット35S登録マンション」登録予定)

管理形態

区分所有者全員に管理組合を結成していただき、運営・管理業務は野村不動産パートナーズ㈱に委託

売主

野村不動産株式会社

取引態様

販売提携 (代理):野村不動産ソリューションズ株式会社

施工

清水建設株式会社

お問い合わせ

「プラウドタワー武蔵小金井クロス」マンションギャラリー

TEL0120-716-613

定休日:火・水・木曜日

営業時間

[平日]11:0018:00

[土・日・祝]10:0018:00

[ 2021年6月14日 ]

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