アイコン 実録・騒乱の名護漁業協同組合(古波蔵一派によるクーデター未遂事件)第5弾

名護漁協を分断する基地利権の裏側の男たち

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名護市を闊歩した利権屋の正体は元大手商社マン

その西川氏が8月末から姿を消しているという。今月中旬、私は名護漁協に電話を入れ、「相談役の西川正美さんはいますか」と尋ねた。
「西川正美いう人間はここにはいません」と返ってきた。
この「相談役」の名刺は何なのだろうか。冒頭の、建設コンサル業S氏が話す。

 

「西川氏は名護を去っているはずです。もともと那覇市沿岸漁業協同組合の山川義昭組合長が『西川という人物がいるからと』と古波蔵に紹介したのです。ところが西川の素性が徐々に明らかになり名護にいられなくなったものだから、いま、古波蔵と山川の関係が悪くなっているのです」

「関西国際空港が建設されるとき、周辺の大阪府漁連などは漁業補償で数百億円を得ました。途中から暴力団まがいの漁民まであらわれ、途方もない金額を要求したりもしました。大阪にいた西川、漁協の権利を最大化する手法を大阪で学び、那覇空港の滑走路増設事業でも、そして名護の米軍基地建設でも、そのノウハウを大いに使っているのではないでしょうか」
西川氏に資金提供したとされる阪和興業と小野工建に質問したところ、それぞれ「当社が西川正美なる人物に資金を提供したなどという事実は一切ありません」(阪和興業)、「個人で動いている人間がいるのかもわからないが、会社としては把握していない」という回答だった。

しかしその後、阪和興業の古川社長が沖縄県内で西川氏と一緒に歩いていたという目撃情報を得たため、ふたたび阪和興業に「古川社長は西川氏のことを知っているのではないか」と尋ねると、同社の秘書室長は「知らないわけではない」と述べ、「西川氏は当社の元社員です」と告げた。

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(写真撮影 野中大樹)

記事は週刊金曜日 2014・10・24(1013号)野中大樹記者から抜粋

[ 2021年7月10日 ]

 

 

 


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