アイコン ミャンマー軍政の最大の敵は新コロナウイルス

 

今やミャンマーでは国民は身を潜め、もともと辺境の各地にある民族戦線=ゲリラに身を投じ政府軍と戦う民主活動家たちもいる。
しかし、戦後、ミャンマー軍は辺境のゲリラと戦闘を繰り広げており、ロヒンギャ虐殺避難民問題もそうした中で発生した。
ミャンマー軍は東南アジアでも戦闘に明け暮れ屈強の軍隊として知られている。中国はミャンマー軍もゲリラも支援しておりやり方が汚い。

2月の国軍のクーデター、抗議する不服従運動に参加した医療従事者らが国軍の運営する病院に戻らない中、新型コロナウイルス感染が全国で急拡大している。自宅で亡くなる感染者が急増し、ボランティアが民家を回って遺体を火葬場へ運んでいる。
首都ヤンゴンのボランティアチームは連日30~40人の遺体を引き取っており、他のチームも同じような状況だという。
全国の病院には、医師の姿も患者の姿もないという。
2月のクーデターで実権を握った国軍に対するストライキの影響がいまだ続いている。クーデターへの怒りと、軍事政権の協力者だと思われたくないとの理由から、多くの人が国軍運営の病院へ行くことを避けている。
このため、ボランティアが酸素の調達や火葬場への遺体搬送を担っている。

ヤンゴン各地では感染者の家族が大勢、軍事政権による夜間外出禁止令を破り、酸素ボンベを充填しようと必死になっている。

ミャンマーの感染者数は、5月初旬は1日当たり50人程度だったが、7月17日には当局発表で約5500人に上った。
だが専門家は、実際の感染者数や死亡者数は報告よりはるかに多い恐れがあると指摘している。
西側のバングラデシュやインド、東側のタイ、南のマレーシアではデルタ株が猛威を振るっている。
軍の病院があろうが、軍内部での感染増は隠しようもなく医療関係者不足、今や国軍の敵は国民でもゲリラでもなく、新コロナウイルスデルタ変異株となっているものと見られる。
ただ、ミャンマー軍は1枚岩とされ、軍内部のクーデターは考えられず、今日の状況はいつまでも続くものと見られる。当然、ミャンマーの民主化を忌み嫌う中国が支援するのはこれまでどおりだろう。

ミャンマーのクーデター以前に最前線で新コロナウイルスと闘っていた医療従事者は、初期の反クーデター大規模デモを主導していたことから国軍の標的になっている。
ワクチン接種計画の責任者を含む保健当局トップらは拘束され、その他多くの関係者は拘束から逃れるために身を潜めている。
ミャンマーの人権問題に関する国連(UN)特別報告者は先週、同国が「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のスーパースプレッダー国になる」恐れがあると警告した。

国乱れて中国あり
ミャンマーの感染者数や感染死亡者数は軍政権下では実際の数値は捉えられない状態にある。下記表は軍政権の発表値である。

0720_01.jpg


スクロール→

ミャンマーの感染者数(軍政権公表値)

 

感染者数

死亡者数

 

累計

日平均

累計

日平均

65

144,253

 

 

3,223

 

 

6/612

145,230

977

140

3,241

18

3

6/1319

147,615

2,385

341

3,258

17

2

6/2026

152,356

4,741

677

3,290

32

5

6/277/3

163,405

11,049

1,578

3,384

94

13

7/410

188,752

25,347

3,621

3,756

372

53

7/1117

229,521

40,769

5,824

4,769

1,013

145

 

 

 

 

 

 

 

7/16実数

 

 

6,194

 

 

231

7/17実数

 

 

5,497

 

 

233

7/18実数

229,521

 

5,285

5,000

 

190

 

[ 2021年7月20日 ]

 

 

 


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