期待 創薬ベンチャー「イーベック」 中和抗体治療薬開発 対新コロナウイルス
北大発創薬ベンチャーの「イーベック」(札幌市)は27日、新型コロナウイルスの重症化を防ぎ、感染力が強いインド由来のデルタ株にも効く中和抗体を作ったと発表した。
まだ承認されていない国産の抗体医薬として、国の承認を経て来年の実用化を目指しており、新たな変異株への効果や国内での安定供給が期待される。
抗体医薬は軽症や中等症の感染者に点滴などでの投与剤。
ウイルスの働きを抑え、肺などへの侵入を妨げるための特効薬とされる。
同社は神戸ラボが昨春から、神戸市立医療センター中央市民病院を含む医療機関から感染して回復した人の血液の提供を受け活用。他機関と共同で12月に最適な抗体を作製し、新型コロナ従来株への効果を確認した。
その後、流行した変異株についても、アルファ(英国)株、デルタ株に対して効果を確認できたという。
以上、
全国の大学は儲けるシステムが求められているが、大学発ベンチャー企業にどれほど株主として、またパテント共同所有で参画しているのだろうか。貧中国時代の清華大学の手法をまったく学習していない。
スクロール→
(株)イーベック 会社概要 |
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商号 |
株式会社イーベック |
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設立 |
2003年1月10日 |
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役員 |
代表取締役社長 土井 尚人 |
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取締役 木下 利之 |
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取締役 酒井 文彦 (薬学博士、アステラスマネージャー) |
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社外取締役 坂口 省吾 |
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社外取締役 引地 裕一 |
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常勤監査役 石黒 基 |
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社外監査役 牛嶋 和夫 |
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社外監査役 松尾 清 |
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従業員 |
13名(研究員5名、研究技術員5名、事務員3名) |
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資本金 |
690,639,760円 |
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事業内容 |
医薬品向け完全ヒト抗体の製造・販売 |
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本社 |
札幌市中央区大通西6丁目 大樹生命札幌大通ビル8階 |
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札幌ラボ |
札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目札幌市エレクトロニクスセンター内 |
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神戸ラボ |
神戸市中央区港島南町5丁目KIBC神戸国際ビジネスセンター内 |
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略歴 |
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2003年1月 |
北海道大学遺伝子病研究所長高田賢蔵教授(当時)の技術を事業化する目的で株式会社イーベック設立 |
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2003年4月 |
「完全ヒト抗体の作製と大量生産システムの確立」研究開始 |
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2006年7月 |
「EBウイルスを用いたヒトリンパ球由来抗体の大量作製技術」の開発。 |
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2008年9月 |
ベーリンガーインゲルハイム社(本社:ドイツ/インゲルハイム)と完全ヒト抗体の開発・製品化についてライセンス契約を締結 マイルストーン55ミリオンユーロプラス売上に応じたロイヤリティ |
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2009年6月 |
産学官連携推進会議において、科学技術政策担当大臣賞受賞「EBウイルスを用いたヒトリンパ球由来抗体の大量作製技術」の開発 |
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2009年8月 |
平成21年度NEDOイノベーション実用化開発費助成金研究開発型ベンチャー技術開発助成事業 「ヒト抗体作製の効率化技術の開発」採択 |
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2010年2月 |
アステラス製薬と、完全ヒト抗体1種類についてライセンス契約を前提とした独占的な評価契約を締結 |
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2011年9月 |
アステラス製薬と感染症治療用完全ヒト抗体の1つについてライセンス契約を締結 |
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2016年1月 |
受託事業、診断検査用抗体事業など新規事業を開始 |
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2020年4月 |
神戸ラボを開設(神戸市中央区港島南町5丁目 KIBC神戸国際ビジネスセンター) |
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追 |
経営陣は経営のプロ、研究陣は2016年に創業者の高田氏が退任しており、アステラスから役員として送り込まれた見られる酒井氏がリーダーのようだ。 |
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