アイコン 追報:ジャパンソーラーの「アンフィニ」/民事再生開始決定 <大阪・堺市>


続報。新電力事業のアンフィニ(株)(所在地:大阪府堺市堺区熊野町東1-1-2堺大小路ビル4階 代表:親川智行氏ほか)は10月6日付、東京地裁において手続きの開始決定を受けました。官報より参照。

負債総額は約87億円。

資本金は2億4400万円。

同社は平成7年12月に設立、2010年ころ「ジャパンソーラー」のブランド名でソーラー発電事業に参入、2013年にはソーラー発電システムを販売していたジャパン・ソーラー(株)を吸収し、ソーラー発電事業者へEPC(設計・機器調達・建設)を提供していた。

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2017年には福島県楢葉町に震災の地域雇用補助金約50億円を受け、それを元手にモジュール製造工場を開設、しかし、政府の電力買取価格が大幅に減少し、太陽光発電ブームが冷め、新規ソーラー発電所開発案件が急減、元々安価な中国製ソーラー発電システム機器が、当工場の製造価格よりさらに安価になり、同社は競争力を失し、受注競争も激しく、工場稼動コストもかかり、さらに発電事業においての冬の電力不足を補う、電力調達コストが大幅増となり、大赤字を露呈、経営不振に陥っていた。

なお、同社はスポンサー候補企業と再建に向け協議に入っている旨、報じられている。

再生債権の届出期間は令和3年11月4日まで。

再生債権の一般調査期間は令和3年12月9日から令和3年12月16日まで。

事件番号は令和3年(再)第38号となっています。

 

既報記事
負債87億 ジャパンソーラーの「アンフィニ」/民事再生申請 <大阪>


 

[ 2021年10月18日 ]
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