アイコン 小さなダムの大きな闘い(石木川まもり隊)その3(番外編)


『意識を変えよう!』
http://ishikigawa.jp/about/alliance/tatakai/

1021_01.jpg

いつの世もそうだが、為政者が民を顧みず、また、金子家・谷川家のような権門が我欲に溺れれば、社会は必ず混濁する。

国営・諫早湾干拓への親族不正入植もその一例である。

長崎県知事・金子原二郎、衆議院議員(当時・農水省政務官)谷川弥一の長女と長男が結婚し、両家は権門となり、その長女・富貴嬢と長男・喜一(谷川建設社長)は農業の経験もないのに農業法人(T・G・F)を図々しく申請し、どの面さげればできるのか、僅かな期間で農事法人として認可されている。

そして、国営・諫早湾干拓に入植することに成功している。

スポンサーリンク
 
 

文春・金子のサムネイル画像

その悪事が後に発覚し、県議会有志は地方自治法100条に基づき、地方議会が議決によって設置する特別委員会を設置し、長期間にわたって議論された後、特別委員会は農業法人(T・G・F)の入植には不正があったと断定、県当局に対しT・G・Fとの契約を取り消すことを求め、委員会は8対7の賛成多数で可決している。

その金子原二郎氏が知事を辞めて参議になり、今、その親族が不正に入植したと特別委員会で断定された農業法人(T・G・F)が入植する国営・諫早湾干拓を所管する農水省の大臣に就任した時にはお祝いムードには程遠く、長崎県民の多くが呆れている。

県内は勿論、お隣の佐賀県からも非難の声が聞こえてくる。

ただ、衆院選後の臨時議会後に組閣される第二次岸田内閣には引退する二乃湯氏の交代が確定していることから思い出内閣とも揶揄されている。金子氏にも思い出内閣となるのか注目されている。

金子氏がそのまま農水大臣の椅子に座ることになれば臨時議会の予算委員会では親族による不正入植問題を野党特に赤旗・共産党に激しく追及されることは火を見るよりも明らかだ。

そうなれば長崎県の恥は一気に全国に広まることとなり、諫早湾干拓の開門せよ、開門しないの負のイメージが更に拡散されることになる。

これで金子氏が農水大臣の間は新幹線の武雄~鳥栖間の区間調整は一歩も前に進まなくなることが危惧されている。

その金子原二郎氏の父親である金子岩三氏が選挙区だった川棚町に大型の公共工事持って来ると公約し、持ってきたのが石木ダム計画である。

石木地区住民の血と汗が詰まった60年の石木餅は金子岩三氏の墓前にお供えされ、あとは金子・谷川王朝政権が上手に焼いて食べる石木餅である。

ダム建設反対

石木ダム建設計画が俎上に上がる2年前の昭和33年(1958)1月、長崎県知事、西岡竹次郎氏(元文部大臣2回・自民党総務会長・参議院議長・亡き西岡武夫氏の父、国民民主党衆委議員・西岡秀子氏の祖父)の死去に伴い行われた知事選で副知事だった佐藤勝也氏と県議会議長だった金子岩三氏の戦いになり、佐藤勝也氏、341,430票、金子岩三氏286,795票と佐藤勝也氏が金子岩三氏に54,635票の差を付けて、初当選を果たしている。

その知事選があった昭和33年2月から3ヶ月経った5月に行われた衆議院選挙に金子岩三氏が出馬し、当選している。ここから佐藤勝也県政と金子岩三国会議員の確執が始まっている。

そして、その後の石木ダム建設計画にも大きく影響して来るのである。

インターネット長崎奉行・遠山金四郎こと中山洋次

[ 2021年10月21日 ]
スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧