アイコン 東急建設 中間決算 相鉄海老名駅工事▲78億円損失計上


同社の中間決算は、建設中の相鉄海老名駅改修工事で建物の沈下が発生、調査の結果、パイルが岩盤に適切に打たれていなかったことが発覚、その営業損失として78億17百万円計上している。工事遅延の損害賠償金も請求されたものと見られる。

駅舎は公共建物でもあり、工事の間違いは許されないが、大手ゼネコンでもマンション工事などでパイルを適切に打たず、傾斜し、大規模建て替え工事に発展している現場がいくらでも出てきている。デジタル化され、技術的な力量が落ちているのかもしれない。漫画の図面さえ書けない監督も多く、協力企業からなめられる原因にもなっている。利益が出ない協力企業の中には平気で手抜きするところもある。そうならないように監督は協力企業の施工が図面どおり施工されているかどうかのチェック力が技術的にも必要となる。

建物ばかりは石橋を叩いて渡るつもりで建築しなければ後々大きな問題に発展する。

あちこちでこうした問題が発覚しているにもかかわらず、同社は今回問題を生じさせている。傷は深いのかもしれない。

親の鉄道会社は新コロナで打撃を受けており、来期から、親Gからの発注は投資抑制から減少、採算性も低下するかもしれない。

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スクロール→

22年3月期第2四半期 日本式

連結/百万円

売上高 

営業利益

←率

税前利益

株主利益

21/3Q2

95,423

1,192

1.2%

1,680

759

22/3Q2

111,614

-7,152

 

-7,151

-7,668

22Q2/21Q2

17.0%

 

 

 

 

22/3期予想

267,000

-3,600

 

-3,300

-4,800

22/21期比

15.3%

 

 

 

 

21/3

231,483

3,549

1.5% 

4,891

2,647

20/3

322,170

20,315

6.3%

21,969

14,903

19/3

331,437

21,987

6.6%

22,932

15,504

 


スクロール→

受注状況 2020年3月期中間期 単体

単体/百万円

22/3Q2

21/3Q2

前期比

土木官庁

13,625

17,153

-20.6%

土木民間

11,182

6,970

60.4%

国内土木計

24,807

24,123

2.8%

海外土木

916

624

46.8%

↑土木計

25,723

24,747

3.9%

建築官庁

6,471

3,203

102.0%

建築民間

86,870

93,968

-7.6%

国内建築計

93,341

97,171

-3.9%

海外建築

705

436

61.7%

↑建築計

94,046

97,607

-3.6%

国内官庁

20,096

20,356

-1.3%

国内民間

98,052

100,938

-2.9%

国内計

118,148

121,294

-2.6%

海外工事

1,621

1,060

52.9%

受注計

119,769

122,354

-2.1%

  うち鉄道G

30,362

12,222

148.4%

投資開発

0

0

 

受注合計

119,769

122,357

-2.1%

繰越残=受注残 20219月末現在

 

22中間期

21中間期

前期比

土木

95,258

112,742

-15.5%

建築

250,074

174,255

43.5%

345,332

286,997

20.3%

不動産等

0

0

 

合計

345,332

286,997

20.3%

 

[ 2021年11月 9日 ]

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