アイコン 大成建設 中間期 営業利益率珍しく低下 受注は絶好調


今やサプライチェーンが殿様の時代、鉄鋼やセメント価格が上昇したのだろうか。これまでゼネコン業界で高い営業利益率を先導してきた同社が中間期は前年同期から半減して3.9%まで低下、通期でも前年の8.8%から5.5%まで3.3ポイント落ちると予想している。

同社は中間期の建設業界について、安倍政権の置き土産である「防災 ・減災、国土強靭化のための5ヶ年加速化対策」の初年度を迎えたことに伴い、公共投資は今後も底堅さを維持することが見込まれ、また、民間設備投資について も、一部の業種で弱さが残るものの、製造業等で持ち直しの動きが現れ始めており、建設投資全体としてはコロナ禍前の水準を窺う状況で推移しているとしている。営業利益率が大幅に下がったことについては触れていない。

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スクロール→

22年3月期第2四半期 日本式

連結/百万円

売上高  

営業利益

←率

経常利益

株主利益

21/3Q2

594,074

44,397

7.5%

47,279

30,652

22/3Q2

628,135

24,751

3.9%

28,334

19,593

22Q2/21Q2

5.7%

-44.3%

 

-40.1%

-36.1%

22/3期予想

1,640,000

90,000

5.5%

93,000

63,000

22/21期比

10.8%

-31.0%

 

-31.6%

-31.9%

21/3

1,480,141

130,516

8.8%

135,937

92,554

20/3

1,751,330

167,755

9.6%

173,347

122,087

19/3

1,650,877

153,323

9.3%

157,936

112,571

 


スクロール→

2022/3期Q2 部門別 売上高と営業粗利益率

連結/億円

売上高

営業粗利益

事業分野

当期  

前期比

当期  

前期比

粗利益率

土木

1,738

3.5%

217

-23.0%

12.5%

建築

3,893

2.2%

347

-27.3%

8.9%

開発等

608

48.7%

93

17.7%

15.3%

その他

42

0.0%

13

18.2%

31.0%

 合計

6,281

5.7%

670

-21.1%

10.7%

 


スクロール→

受注と受注残の状況 22/3期Q2

個別/百万円

受注高 

前年同期比

 

受注残 

前年同期比

土木

108,463

34.9%

 

652,250

11.4%

建築

349,102

26.5%

 

1,712,356

12.9%

開発等

4,793

9.3%

 

3,056

-76.4%

合計

465,364

27.9%

 

2,367,662

11.9%

[ 2021年11月15日 ]

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