アイコン 小さなダムの大きな闘い(石木川まもり隊)その13


「意識を変えよう」
石木ダム
http://ishikigawa.jp/about/alliance/tatakai/

この日から、反対同盟は町役場前に座り込みを開始した。
昭和57年(1982)4月6日夜、反対同盟は初めて県との話し合いを持ったが、「測量に同意してほしい」と一方的に申し出る県と「強制立入調査を撤回し、出発点から話をしよう」という同盟の主張は嚙み合わず、物別れに終わった。
8日、労働団体である県労評は対県交渉を行い「反対同盟が内容証明付きで県あてに話し合いの意見を通告している中で公告し、暴挙だ。しかも警察機動隊を導入し、測量を強行しようとする県の姿勢は住民無視で、絶対に認められない」と
抗議した。

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また、9日の強制測量に」対し、現地東彼地区労を中心に組合員200名の緊急動員を要請、実力阻止の体制をとった。

明けて9日、時おり、みぞれまじりの冷たい雨が降る、4月とは思えない寒い朝であったが、川原地区の広場には「石木ダム建設絶対反対」のはち巻きをしめた住民が、午前7時頃から続々と結集してきた。

午前8時、広場に結集した300名は、県労評の宣伝カーを先頭に祖止線までデモ行進、デモの先頭には「孫のため、ひ孫のためにも、がんばらんば・・・」と、高齢の足の不自由な谷口スエさん(80歳)、中尾ハルさん(72歳)を乗せたリヤカー、続いて数珠を手にした婦人部隊、青年部隊、支援の労組員と続く。
参加した住民のほとんどがデモもピケも初めて。しかし、先頭は旗竿を横に、力強い、整然としたデモ行進である。

静かな山村に「ダム反対!測量阻止!」のシュプレヒコールがこだまする。「石木反対の歌」が響き渡る。

石木ダム絶対反対の歌
 一 たてふるさとのはらからよ 美名にかくれた県政の 石木ダムの建設に 強く反対するものぞ!!

 二 我らに祖先がつくりたる 木場・川原のふるさとを 一致団結旗のもと 今ぞ立たんもろともに

三 農地が我らの命なら 命をかけて戦うぞ 金子県政なにものぞ 我らの前に敵はなし

四 みんなが強くたつならば いかに県政圧力も 何ぞ恐るる事あらん 雄しく進もう手をとりて

五 立つぞ部落の底力 石木ダムの反対に 意気と度胸で勝ちとりて 部落を明るくするものぞ エイエイオ――!!

インターネット長崎奉行・遠山金四郎こと中山洋次

[ 2021年11月22日 ]
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