イスラエル ロンドンの学会帰国者からオミクロン感染確認 3回目の接種有効と
イスラエルのシェバ医療センターは11月30日、同病院の医師2人が「オミクロン株」に感染したと発表した。
2人は米ファイザー社製の新型コロナワクチンを3回接種しており、症状は軽度だという。これでイスラエルのオミクロン株感染者は4人となった。
発表によると、医師のうち1人(50歳代)は最近、ロンドンで開かれた学会に出席していたという。この医師から同僚の医師(70歳代)に感染したとみられる。
治安機関Shin Betの追跡システムにより把握された13人のうち2人(上記医師))の感染が確認され、11人の調査も継続して行われているという。
保健当局は追跡システムが完全に機能しており、それ以外の人々は心配する必要はないとしている。当医療センターでのほかの医療関係者の感染は現在のところ見つかっていないという。
ホロビッツ保健相は30日、「パニックになる必要はない。現段階では、3回のワクチン接種が変異株の感染を防ぐ可能性が最も高い」と述べ、改めて国民にワクチンの接種を呼び掛けた。
以上、
結果、英国ではすでにロンドンでも市中感染が広がっていることを意味し、北部のスコットランドでも市中感染者が見つかっている。
感染予防にも、発症にも、重症化確率も、人体の中和抗体量により決定しており、ファイザー製ワクチンはデルタ株に対して初期の88%から3ヶ月後には78%、半年後には42%まで有効率は落ちるとされ(米メイヨークリニック調査)、8ヶ月後ではさらに大幅に落ちるものと見られる。
日本もせっかく感染者を激減させており、次の波に対しては先手必勝だが、12月から追加接種を始めたものの、医療関係者など限定された人たちだけである。
当ロンドンの学会に出席した日本人はいないのだろうか。
スクロール→
日本のワクチン接種完了者数の月別推移と追加接種 |
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2/16開始 |
各月末 累計数 |
月接種数 |
12月 |
8ヶ月後 |
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3月 |
125,580 |
0.1% |
125,580 |
8ヶ月経過 |
|
4月 |
1,040,000 |
0.8% |
914,420 |
7ヶ月経過 |
2022年 |
5月 |
4,010,000 |
3.2% |
2,970,000 |
6ヶ月経過 |
1月 |
6月 |
17,740,000 |
14.0% |
13,730,000 |
5ヶ月経過 |
2月 |
7月 |
37,840,000 |
29.9% |
20,100,000 |
4ヶ月経過 |
3月 |
8月 |
58,510,000 |
46.2% |
20,670,000 |
3ヶ月経過 |
4月 |
9月 |
75,700,000 |
59.8% |
17,190,000 |
2ヶ月経過 |
5月 |
10月 |
91,229,398 |
72.0% |
15,529,398 |
1ヶ月経過 |
6月 |
11/29公表 |
97,189,380 |
76.7% |
5,959,982 |
0ヶ月経過 |
7月 |
人口 |
126,650,000 |
Our World in Dataより作成 |
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・人口は281万人の外国人含む今年1月1日現在の総務省発表値 |
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・自治体による6ヶ月後からの接種は厚労省の認可が必要で、高齢者や一般は8ヶ月後から。ワクチンがないのなら仕方ないが、あるなら、さっさと追加接種を進めるべきではないだろうか。 |