オミクロン株 どうして岐阜で発見 入管検疫精度悪の抗原検査?
スリランカ政府は12月3日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染者を国内で初めて確認したと明らかにした。南アフリカから帰国したスリランカ人と説明している。
日本では、
岐阜県の古田知事は12月11日、スリランカに滞在歴のある岐阜県海津市の40代の外国籍の男性がオミクロン株に感染していたことが判明した。
国内4例目の男性と同じ飛行機に乗っていて、濃厚接触者となり、成田空港に到着した4日の入国時の検査では陰性だったが、愛知県の友人の運転する車で岐阜県に戻ったあと、7日に体調不良を訴えて入院した。 PCR検査の結果、9日に新型コロナへの感染が判明し、その後、岐阜県が遺伝情報を解析したところ、11日オミクロン株への感染が判明したという。
滞在国はスリランカ。カタール⇒ドーハを経由して4日に成田空港から入国した。このドーハ発の飛行機には、ナイジェリアに滞在し、神奈川県でオミクロン株4例目となる感染者(50代の男性)が乗っていた。同じ飛行機に搭乗していた103人全員が濃厚接触者と認定されている。
水際大作戦の実態は、空港では精度が落ちる抗原検査で成田の検疫所をすり抜け、今回は岐阜県まで帰り判明している。
外国籍でもいろいろ入国ができるようだ。
スリランカは3日時点でオミクロン株の発生国でもある。
ナイジェリア滞在歴の4例目も4日に成田から入国、8日になって判明したが、同機搭乗者103人全員が濃厚接触者だろうが、岐阜県の感染者同様、迎えに来た運転手などの管理はまったくできていない。
政府は、外国人の入国禁止、日本人だけの帰国としたが、今や関係ないようだ。
入国者は全員宿泊施設で一定期間隔離すると威勢のいいことばかり発表しているが、現場の実際は、相変わらずみな自宅へ帰しているようだ。
空港の入国検疫もPCR検査をしておらず精度が悪い抗原検査のようだ。せめて入国翌日にでもPCR検査を義務付けるべきではないだろうか。
隣国では、入国者に対しては似たり寄ったりだが、入国検疫をパスしたとしても自宅隔離に入る。携帯の位置情報も完全チェックされ、入国翌日には自宅近くの検査所でPCR検査を義務付けてけ、自己隔離解除までに2回以上PCR検査を受ける。違反者は逮捕される。
隣国では11月24日にナイジェリアから帰国した牧師夫妻の感染が、検疫をパスしたものの翌日の25日のPCR検査で陽性が判明、12月1日にオミクロン株感染が隣国で始めて判明したと発表していた。
しかし、新コロナ防疫タクシーで帰宅したと当局に虚偽説明した牧師夫婦を、実際、空港へ車で迎えに来ていた教会関係者の運転手も感染していた。その運転手から家族や知人、教会関係者へ感染拡大し、オミクロン株での教会クラスターが発生している。
4日現在では、ナイジェリア、スリランカともオミクロン株の感染国ではないだろうか。
相も変わらないズボズボの厚労省の水際防疫対策と厚労省成田検疫所である。
↓南アフリカの感染状況、
日・月は検査が少ない。
スクロール→
南アフリカ |
感染者数 |
前日比 |
11月21日 |
691 |
-22.5% |
11月22日 |
314 |
-54.6% |
11月23日 |
868 |
176.4% |
11月24日 |
1,275 |
46.9% |
11月25日 |
2,465 |
93.3% |
11月26日 |
2,828 |
14.7% |
11月27日 |
3,220 |
13.9% |
11月28日 |
2,858 |
-11.2% |
11月29日 |
2,273 |
-20.5% |
11月30日 |
4,373 |
92.4% |
12月1日 |
8,561 |
95.8% |
12月2日 |
11,535 |
34.7% |
12月3日 |
16,055 |
39.2% |
12月4日 |
16,366 |
1.9% |
12月5日 |
11,125 |
-32.0% |
12月6日 |
6,381 |
-42.6% |
12月7日 |
13,147 |
106.0% |
12月8日 |
19,842 |
50.9% |
12月9日 |
22,388 |
12.8% |