トヨタ 部品不足で田原と宮田工場さらに3日間生産停止 タイとマレーシアの感染状況
トヨタは、東南アジアでの部品不足などですでに一部のラインの稼働を停止している、愛知県と福岡県の2工場について、来週も3日間、追加で稼働を停止すると明らかにした。
トヨタによると、追加で稼働を停止するのは、愛知県の「田原工場」と、福岡県にあるトヨタ自動車九州の「宮田工場」。
この2工場では、東南アジアの取引先から新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに部品の供給が滞り、高級車ブランド「レクサス」を生産する一部のラインの稼働を15日まで停止している。
トヨタによると、さらに国内の物流ひっ迫も重なって部品不足の状況が長引いているため、この2工場について、来週の20日~22日までの3日間も、追加で稼働を停止することを決定したという。
今回の追加の停止による生産への影響台数は、約5000台。
トヨタは現在、新型コロナの影響で落ち込んでいた生産を元の水準に戻す挽回生産を本格化させているが、「トヨタ車体」も含めた今月の稼働停止による影響台数は、これで1万4000台に上ることになる。
以上、
自動車部品関連での東南アジア製はマレーシアとタイが想定される。
マレーシアには世界最大級の半導体をパッケージ化するセットメーカーがあり、9月まで同国ではロックダウン下にあり、大幅な生産遅滞が発生、世界の自動車メーカーに供給していることから、世界中で車両生産遅滞が生じている。どこまで回復してきたのか新コロナ感染者はピークより少なくなったものの発生し続けており、不明な点も多い。規制は農業以外ではバングラデシュ人などの外国人労働者の受け入れなど緩和させてきている。日本企業も多く進出。
日本企業の東南アジア最大の進出国タイ国、タイも多くの感染者が発生し、最大級の規制が続き、その後、徐々に緩和されてきている。12月16日からはさらに緩和される。自動車メーカーや大手自動車部品メーカーのほとんどが進出している。
両国とも緩やかな感染者数の減少傾向が続いている。ただ、両国とも門戸を開放しており、オミクロン株もすでに両国とも確認されており、もしも市中感染が広がれば、再び収拾が付かなくなるおそれもある。
スクロール→
感染状況 |
タイ |
マレーシア |
||
|
週 |
日平均 |
週 |
日平均 |
7/25~31 |
115,320 |
16,474 |
116,879 |
16,697 |
8/1~7 |
139,235 |
19,891 |
130,580 |
18,654 |
8/8~14 |
148,753 |
21,250 |
140,501 |
20,072 |
8/15~21 |
145,006 |
20,715 |
150,933 |
21,562 |
8/22~28 |
127,274 |
18,182 |
150,224 |
21,461 |
8/29~9/4 |
107,527 |
15,361 |
138,929 |
19,847 |
9/5~9/11 |
103,062 |
14,723 |
136,061 |
19,437 |
9/12~18 |
94,757 |
13,537 |
122,376 |
17,482 |
9/19~25 |
86,384 |
12,341 |
102,255 |
14,608 |
9/26~10/2 |
65,944 |
9,421 |
83,368 |
11,910 |
10/3~9 |
84,838 |
12,120 |
63,722 |
9,103 |
10/10~16 |
72,771 |
10,396 |
52,321 |
7,474 |
10/17~23 |
68,293 |
9,756 |
41,508 |
5,930 |
10/24~30 |
62,034 |
8,862 |
40,613 |
5,802 |
10/31~11/6 |
56,874 |
8,125 |
35,303 |
5,043 |
11/7~13 |
51,292 |
7,327 |
33,372 |
4,767 |
11/14~20 |
46,244 |
6,606 |
46,409 |
6,630 |
11/21~27 |
43,384 |
6,198 |
37,830 |
5,404 |
11/28~12/4 |
35,578 |
5,083 |
34,897 |
4,985 |
12/5~11 |
28,322 |
4,046 |
33,675 |
4,811 |
ワクチン/ourworldindata最新版 |
||||
人口 |
70,050,000 |
32,960,000 |
||
接種2回完了率 |
61.8% |
77.6% |