アイコン 岸田政権 入国禁止措置 日本人や日本居住外国人は撤廃に


岸田政権は11月29日、30日から外国からの入国を禁止措置をとった。これに対して自民党から日本人も帰れないのかと怒られ、日本人や日本居住外国人については撤廃した。

外務省は、12月2日からオミクロン株発生国として、アンゴラ、エスワティニ、ザンビア、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、マラウイ、南アフリカ共和国、モザンビーク又はレソトに滞在歴がある者の入国だけを禁止した。

どうしてオミクロンの市中感染が始まったのか 政府水際防疫の大欠陥
厚労省入管当局は、帰国する日本人が入管検疫で陽性が判明した場合、飛行機の同乗者は全員隔離措置をとっている。しかし、検疫では抗原検査で判定しており、オミクロン株は判明せず、数日かかるゲノム解析を必要としている。

厚労省入管当局は、帰国する日本人が入国する際、飛行機に陽性者がいない場合、誓約書をサインさせ、全国へ帰郷させ自宅待機(=隔離)させている。

23日厚労省発表分では、22日だけで41人が入国検疫検査で陽性が確認されている。日々数千人が帰国している(19日41人、21日31人)。こうした人たちは検疫の抗体検査で陽性確認された人たち。

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外務省の問題は、発生国からの入国は禁止としたが、オミクロン株は今や100ヶ国あまりで感染が広がっている。

12月3日の日本の報道で、米ミネソタ州の保健当局は2日、NY市で開催の日本アニメ展に見に行った米人がオミクロン株に感染したと発表したと報じた。
オミクロン株発生国を増加する必要があったが、外務省は、上記以外、禁止国の拡大を一切行わなかった。
12月1日までにすでに海外で多く報道されていたナイジェリアからの入国者さえ禁止していない。
日本人だったら上記の禁止した感染国経由でも帰国させている。

その結果、こうした禁止国以外から、正月前に大量に帰国する人たちが、帰国便での検疫で感染者が出なかった場合、全国へ帰郷させており、その後、各地にオミクロン株を撒き散らす結果を招いている。

小池都知事は、こうした政府の水際対策を厳しくするように政府に懇願したが・・・。
米国から8日に帰国し自宅隔離に入った20代女性が帰国翌日に発症、その後、オミクロン株に感染していたことが判明、当女性は入管時の誓約書など上の空、東京の自宅で帰国当日から男性と会い、翌日にも男性と会っていた。そしてその男性もオミクロン株に感染していた。
これを受け、小池都知事は、政府に対して入国者は一定期間、全員施設隔離するように要請したが、政府からは無しのつぶて。

当然、こうした帰国者たちを通じて、大阪や京都などで市中感染者が出ていることは疑いようもない事実。

昨年2月4日、新コロナ感染者を乗せたクルーズ船の入港から始まった日本新型コロナパニック、その後の感染経路の調査でモノに付着したウイルスにより船内で感染が広がったことが立証されている。
感染するのは飛まつだけではないことを日本政府はすでに学習している。感染力が強いウイルスではなおさらのことだろう。

日本の水際防疫対策は昨年3月までに、すでに自宅へ帰郷させ、自己隔離させており、実質機能していない。
2020年2月15日、名古屋のハワイ帰国夫婦の感染では誓約書も書かせておらず、帰国後、動き回り、何ヶ所かでクラスターを発生させていた。名古屋の盆暗はクラスターのおおよその発生地さえ公表しなかった。
そうしたことがありながら、入管当局は(20年)3月上旬以降、ロックダウンを恐れて欧米からの日本人の大量帰国に対して、ろくに検査もせず(成田検疫所で検査試料汚染により検査できず)、全国へ帰郷させた結果、3月末からの感染拡大、4月7日からの1回目の緊急事態宣言を発令する原因を作っていた(カトーだ)。

昨年と水際防疫対策と何が違うというのだろうか。一貫して同じだ。
マスクに金を使うことには躊躇しないが、水際の防疫対策に金を使おうとしない。政府は先般、マスク8000万枚以上の在庫品のチェックで、1100万枚が不良品だったと発表したが、その検査費用に小っちゃいアベノマスクに追い銭を20億円以上もかけていた。政府の金銭感覚はアベノミクス時代に入り、完全にバルブ化している。政治資金パーティも儲かる企業からの泡銭が仰山集まっていることだろう。
オミクロン株での感染拡大は政府の水際防疫対策の一貫した杜撰さもあり必然かもしれない。厚労省は、3000万人以上の分のワクチンがありながら追加接種を進めようともしない。

厚労省は当初発表した8ヶ月後からの追加接種発言を、政府や分科会から修正を求められたものの、実行面で死守している。首相官邸23日公表分は追加接種した人は337,970人、今年2月16日からの接種開始で、優先接種し、3週間後には2回目も接種完了した医療関係者や介護従事者だけでも650万人いる。もはやインキンタムシ感染症を患う厚労省のド官僚たちの様相。

権威主義?・・・、お上意識・・・。

 

[ 2021年12月24日 ]

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