アイコン 日本のオミクロン感染爆発 重症者も死者も劇的に低い(現在のところ)


日本では新年に入り感染が爆発しているが、爆発はこれまで蓄積されたウイルスによるもの。オミクロン株が世界中で爆発、そうした国からの帰国者を全国に帰郷させ、全国一斉に感染者が急増しだしている。
欧州のロックダウンを恐れて急遽帰国した人たちに対して検査をろくにせず、帰郷させた一昨年3月と全く同じ現象といえようか。
それに加え、米軍基地を発火点に火の手を揚げている沖縄・山口東部・広島の例も加わり、収拾がつかなくなっている。

ただ、こうした感染爆発でもデルタ株とは異なり、重症者の増加が抑えられていることに救いを求めることができようか。オミクロン株の感染力はデルタ株の3~5倍とされているが、重症化率は低いとされ、英国などの感染爆発国の感染死者数は当然増加しているものの、大きな上昇には至っていない。
今後、どの程度まで増加するのか知る由もないが、オミクロン株に対して強力な防疫策だった追加接種は厚労省が進めないまま感染が爆発し、今になっては手遅れ状態になっている。

ウイルスの活性期間が長くなる季節柄、予期されていたことであり、先手先手の対策が必要であったが、8・9月のデルタ株のまま、ほとんど新たな対策は皆無となっている。

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オミクロン株に続き、さらに感染力が強く重症化もしやすい変異株の出現を、世界で感染者が激増するほどに、その確率を高め続けている。
最初のオミクロン検出国の南アでは11月24日1,725人(オミクロン株最初の発表日)、12月12日37,800人の感染者が出たが、それをピークに最近は1万人前後と減り続けている。理由はわからない。現在、季節は夏場で比較的に雨のシーズンでもある。

デルタ株では日本とともに感染者数が激減していたフィリピンとインドネシア、2ヶ月あまり3桁の新規感染者だったフィリピンでは12月29日から急増しだし、1月8日には26,568人も発生している。そのためか日本人はフィリピンからも大量に帰国し、入管検疫検査でも陽性者が多くなっている。
インドネシアは7月15日には56,700人の新規感染者が発生していたが、その後減り続け、最近は2ヶ月半以上500人以下が続いている。


スクロール→

↓オミクロン株による感染爆発中

(2112月よりミクロン株に置き換わり進む)

感染者数31,631人、死亡数35人、致死率0.11%

日本

感染数

重症数

死亡数

週計 

前週比

週末 

前週末比

11/2812/4

803

8.2%

28

-44.0%

6

12/511

872

8.6%

25

-10.7%

9

12/1218

1,080

23.9%

26

4.0%

6

12/1925

1,747

61.8%

37

42.3%

8

12/261

2,910

66.6%

38

2.7%

6

1/28

24,219

732.3%

89

134.2%

9

 

17

6,205

 

91

 

0

18

8,478

 

89

 

2

19

8,249

 

90

 

0

・感染者数はNHK、重症数は厚労省

 


スクロール→

デルタ株 感染者数と重症者数

感染者数869,563人、死亡数2,672人、致死率0.31% ワクチン効果あり

日本

感染者数

重症数

死亡数

前週比

日平均

週末

前週末比

7/1824

27,320

37.7%

3,903

436

14.1%

79

7/2531

60,685

122.1%

8,669

667

53.0%

69

8/17

91,335

50.5%

13,048

1,068

60.1%

82

8/814

112,309

23.0%

16,044

1,521

42.4%

127

8/1521

153,043

36.3%

21,863

1,888

24.1%

212

8/2228

156,909

2.5%

22,416

2,060

9.1%

294

8/299/4

121,545

-22.5%

17,364

2,223

7.9%

419

9/511

72,204

-40.6%

10,315

2,057

-7.5%

434

9/1218

39,955

-44.7%

5,708

1,559

-24.2%

409

9/199/25

18,996

-52.5%

2,714

1,185

-24.0%

292

9/2610/2

11,246

-40.8%

1,607

719

-39.3%

255

 

[ 2022年1月10日 ]

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