デルタクロン株発生も 疑念続出 テクニカルアーチファクトか
デルタ株とオミクロン株の合体変異株デルタクロンの出現をキプロス大学の生命科学の教授が9日、発表した。
特定した症例が「1回の組み換え事象の結果ではなく、原型のウイルス株にこれらの変異を獲得させる進化的圧力を示すものだ」と説明し、入院しなかった患者より入院患者の方がデルタクロンの感染率が高く、そのためコンタミネーション説(=混入説)は否定されると指摘した。
さらにサンプルは複数の国でゲノム解析され、グローバルデータベースに登録されたイスラエルからの少なくとも一つのシーケンス(塩基配列)がデルタクロンの遺伝的特徴を示しており、「これらの所見は、デルタクロンが技術的ミスの結果だという文書化されていない意見を否定する」と反論した。
英バーミンガム大学の微生物ゲノム学の教授は、デルタ株とオミクロン株の混合型は全く意外ではなかろうが、キプロスからの発見は、ウイルスゲノムのシーケンス決定プロセスで発生した「テクニカルアーチファクト」(技術的原因による不自然な結果)の可能性の方が高いとの見解を示した。
以上、ブルームバーグ等
フランスではオミクロン変異株がさらに変異したと見られるオミクロン+が発現している。
オミクロン株での感染者数は、デルタ株までの最高の100万人の3倍近い感染者を発生させている。それに比例して次の凶悪変異株を出現させる確率も大きく上昇させている。
感染者が発生する限り、変異株は出現する。学者によれば、変異株はHIV患者や高齢者など免疫機能が低下している人たちが感染すれば、出現する可能性が高くなるという。
保管しているワクチンだけでも12月に高齢者に追加接種させなかった、間に合わせなかった厚労省と口ばかりの岸田首相。日本の1ヶ月間の接種能力は約4千万回。
オミクロン株は重症化率が低いとしても、感染すれば高齢者にとって負担は重く、高齢者施設への感染が広がなければよいが・・・。
オミクロン株の元である南アは3.7万人まで感染者が一時的に急増したが、その後は1万人以下の感染者数に落ち着いている。南アのワクチン2回完了率は26.8%に過ぎない。追加接種は0。死亡者数はデルタ株の半分以下で推移している。