全国の豆腐屋さん悲鳴 大豆・植物油の材料価格暴騰・推移
日銀黒田丸も財務省鈴木大臣も経団連の十倉会長(住友化学)も円安は日本経済にとっていいことだとし、自国の国民の生活をまったく省みず言いたい放題、こうした発言がまかり通るのは日本だけではないだろうか。おめでたい国だ。
政治がウクライナに現を抜かす間に資源・エネルギー・穀物価格は高騰し続けている。
ご法度だろうが、日本は所有する米国債を売るぞと米国を脅迫し、米FRBと投機筋を震撼させるべきではないだろうか。(世界で一番米国債を所有する日本(発行残の16.9%/13,063億ドル/22年2月末現在)、米財務省が一番恐れていることでもある。
米金利上昇はバイデン大統領が新コロナ経済対策として、回復途上だった米経済に対して、巨額の政府投資を執行したことで大きなインフレが生じ、その対策によるものでもある。
米国は、日本とは真逆、原油も天然ガスも世界一の生産国で自前、おまけに小麦も大豆も輸出国である。
<豆腐や油揚げの材料費は倍以上に高騰>
大豆も植物油も国際先物相場は倍の価格に、おまけに昨年4月から今年の4月は17%の円安で、さらに上乗せの日本価格となっている。
全国のお豆腐屋さんは値上げしようにもスーパーから叩かれ、値上げもできず、霞を食い減らしている有様。
↓シカゴ先物相場
キャノーラ油は菜種油=アブラナ油=植物油のこと。
この相場に為替暴落(1ドルが昨年4月109円⇒今年4月128円=17%安)分が掛け算され日本円での輸入価となる(船賃等物流経費は別)。(22年4月28日のNY為替相場は130円台)。
早期に新コロナ事態前の2019年12月の相場に戻ってもらいたいものだ。
スクロール→
大豆の国際先物相場 |
キャノーラ油 |
|
シカゴ先物市場 |
アブラナ油 |
|
年末・月末 |
USd/Bu |
CAD/T |
2014年 |
1,002 |
443 |
2015年 |
871 |
487 |
2016年 |
996 |
501 |
2017年 |
951 |
480 |
2018年 |
909 |
478 |
2019年 |
941 |
469 |
2020年 |
1,314 |
629 |
21/3月 |
1,621 |
740 |
21/12月 |
1,339 |
1,077 |
22/1月 |
1,557 |
1,017 |
22/2月 |
1,660 |
1,082 |
22/3月 |
1,582 |
1,133 |
22/4/28日 |
1,708 |
1,195 |