バフェット氏の昼食会25億円で落札 累計53百万ドル慈善団体へ
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(91歳)との昼食会への参加権を競う恒例のオークションが開催され、今年は匿名の入札者が過去最高の1900万ドル(約25億6000万円)で落札した。
落札者は、ニューヨークの老舗ステーキハウス「スミス・アンド・ウォレンスキー」で7人までのゲストとともに、バフェット氏との昼食会を楽しむ権利を手に入れた。
オークションは今月12日にスタート価格2万5000ドルで始まり、17日に締め切られた。落札額は、前回開催された2019年に仮想通貨「トロン」の創設者、ジャスティン・サン氏が記録した約457万ドルの4倍を超えた。
バフェット氏との昼食会をかけたオークションは同氏の前妻、故スージーさんが2000年にスタートさせ、03年からは米ネット競売大手イーベイが運営している。
収益のすべては、サンフランシスコ地域の貧困層を支援する団体、グライド財団に寄付されてきた。過去2年間は新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送られた。これまでに寄付された収益は計5300万ドル(現在価で約70億円)に上るが、今年を最後に終了する。
グライド財団のカレン・ハンラハン会長兼最高経営責任者(CEO)は報道発表の中で、長年に及んだバフェット氏の貢献に感謝の意を表した。
以上、CNN
こうした人は現代の日本には登場しない。大学などへの巨額寄付も僅かとなった高齢のオーナー企業の創業者だけ、今や私欲に走るサラリーマン経営者たちに望みようもない。
寄付文化を育てない現在の税制もあろうが、若手創業者たちは成り上がりチンピラ同様、現世を楽しむだけに巨額を浪費している有様。
力の差は3傑後の経営者や票に酔いしれる権力者たちの性癖から生じているともいえる。