アイコン ディー・エー・ピー・テクノロジー(株)/特別清算開始命令 <福岡> 負債約139億円


プラズマディスプレイパネル用背面板製造のディー・エー・ピー・テクノロジー(株)(所在地:福岡県北九州市戸畑区牧山5-1-1、代表清算人:西山昌)は7月11日、福岡地裁小倉支部において特別清算開始命令を受けた。

負債総額は約139億円。

 

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資本金は1億円。

同社は平成13年7月に設立、業績が低迷する中、今年4月頃に解散、今回の措置となった。

大日本印刷(株)とAGC(株)の共同出資会社。

事件番号は令和4年(ヒ)第6号となっています。

 


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倒産要約版 JC-NET版

1

破綻企業名

ディー・エー・ピー・テクノロジー(株)

2

本社地

福岡県北九州市戸畑区牧山5-1-1

3

代表

代表清算人:西山昌

4

特記

大日本印刷と旧旭硝子=AGCの合弁会社

5

設立

2001年7月.

6

資本金

1億円

7

業種

プラズマディスプレイパネル用背面板製造

8

売上高

2007年3月期、約120億円

2010年事業停止

9

破綻

2022年7月11日.

特別清算手続きの開始決定

10

裁判所

福岡地裁小倉支部

11

負債額

約138億円

12

破綻理由

同社はナショナルが手がけていたプラズマTV用のディスプレイパネル用背面板製造を目的に大日本印刷と旧旭硝子=AGCが合弁して設立した製造会社。プラズマTVが時代の趨勢で液晶に敗退、ナショナルがプラズマTVの生産活動を止めたことから、同社も2010年までに生産を停止していた。清算まで時間がかかったのは大日本印刷とAGCが清算の負担割合でこれまで揉めていたものと見られる。今年4月解散を決議していた。

 プラズマTVに勝利した液晶も今では有機ELに敗退してきている。時代の流れは日本からはいくらがんばってももう創れなくなっている。政府が貿易摩擦問題で長年何から何まで米国の言いなりになってきたことに起因している。

 次期国産戦闘機開発においても、技術供与しない米製兵器購入依存度が急増した安倍政権の兵器調達の見直しがかかっている。日本は英BAEと組んだ。乳離れした瞬間でもあろうか。

 

[ 2022年7月25日 ]
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