(株)司建装など2社/自己破産へ <福岡> 負債12億円 倒産要約版
内装工事の(株)司建装(所在地:福岡県久留米市野中町***)と関連の(有)村山システムコーポレーション(同所、同代表)は10月24日、同日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産の準備に入った。
負債総額は2社合計で約12.6億円。
以下要約。
倒産要約版 JC-NET版 |
||
1 |
破綻企業名 |
(株)司建装 |
2 |
本社地 |
福岡県久留米市野中町919-2 |
3 |
代表 |
村山誠 |
4 |
創業 |
1974年 |
5 |
設立 |
1978年5月. |
6 |
資本金 |
3000万円 |
7 |
業種 |
内装工場、造作家具製造 |
8 |
売上高 |
2015年4月期、約19億円 |
2022年4月期、約10億円 |
||
9 |
関係会社 |
(有)村山システムコーポレーション |
同所/同代表/資材調達会社 |
||
10 |
破綻 |
2022年10月24日.(2社共通) |
事業停止/自己破産申請の準備中 |
||
11 |
委託弁護士 |
大石昌彦弁護士(大石法律事務所) |
電話:0942-32-2005 |
||
12 |
裁判所 |
未定 |
13 |
負債額 |
2社合計で約12.5億円、村山システムは僅少。 |
14 |
破綻事由 |
同社は大手ゼネコンや工務店などから内装工事を受注する内装工事業者。各種施設の内装工事を手がけ、造り付けの造作家具も製造していた。家具などの設計部門も持ち、ゼネコンから重宝され、病院を主にホテル、老健施設、商業施設、学校などの施設工事を主に受注していた。しかし、ゼネコンの予算も競争入札から厳しく、同社の受注も採算性は低く、また、アベノミクス下、地方ではこうした工事案件も減少し続け、最近は、借入負担も増し、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。そうした中、今般の木材価格の高騰で、さらに採算性を悪化させ、今回の事態に至った。 なお、関連の村山システムは、同社の資材調達部門社だったが、最近はほとんど業務をしておらず、司建装に連鎖した。
同社はこれまで多くの実績があり、大手ゼネコンは今後の受注に支障をきたすと見られる。 |