アイコン 追2、ジェミック(株)(東京)/破産開始決定 負債95億 アルテック関連 倒産要約版


続報。医療機器のジェミック(株)(所在地:東京都中央区日本橋小舟町3-7、代表:.関恕夫)は11月9日、東京地裁において破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は約95.6億円。

以下要約。

 

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倒産要約版 JC-NET版

1

破綻企業名

ジェミック(株)

2

本社地

東京都中央区日本橋小舟町3-7

3

代表

関恕夫

4

設立

1984年3月.

5

資本金

5700万円

6

業種

医療機器卸

7

売上高

2022年3月期、約121億円

8

関係会社

アイテック(株)/代表:関丈太郎

東京都中央区日本橋堀留町2-1-3、

10月17日、負債133億円抱え民事再生申請

同社の100%子会社で医療機器卸販売部門会社

9

破綻

2022年10月31日.

 事業停止/自己破産申請の準備中

2022年11月7日.

 自己破産申請

2022年11月9日.

 破産手続きの開始決定

10

申請代理人

髙畠希之弁護士(日比谷見附法律事務所)

電話:03-3595-2089

11

破産管財人

佐藤三郎弁護士(佐藤三郎法律事務所)

 電話:03-3556-2274

12

裁判所

東京地方裁判所

13

負債額

約95億円

14

債権届出期間

2022年12月14日まで

15

報告説明会

2023年2月20日()午後3時/詳細は破産管財人まで

16

破綻事由

同社は負債額約132億円を抱え10月17日に民事再生を申請して経営破綻した総合医療コンサル業のアイテックの完全子会社で医療機器卸部門会社。アイテックが受注した病院の医療機器・機材一式などを受注、高額なMRICTなど画像診断機器から手術室用機器、リハビリ機器、学校や研究所向けの医療機器、機材を受注し納品していた。今般、親会社のアイテックが経営破たんしたことで、受注も同社に依存していたことから今後の受注に支障が懸念され、資金繰りも急悪化し、今回の事態に至った。

実態は、架空取引・循環取引でアイテックもジェミックも永らえてきていたものの、アイテックが経営破綻させたことから、架空循環取引が遮断され、行き詰ったというのが、真相のようだ。そのためか委託弁護士もアイテックと異なり、ジェミックはアイテックが完全子会社ながら同時に民事再生を申請させてもらわなかったようだ。

今後、アイテックの再建計画が債権者に認められるか動向が注目される。

ジェミックの10億円以上の債権者にはきらぼし銀行、さわやか信金、サンメディカル、メディックスジャパン、シバタインテックの名が掲載されている(破産申請書の添付書類に基づくものでその後変動している可能性がある)が、親会社のアイテックからの借入金はジェミックの債権者名簿の限りまったくなかったようだ。

 

[ 2022年11月14日 ]

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