アイコン 11月の国際商品先物価格の状況 21種 下がった分が多くなってきた が・・・


米金利高で米発インフレと露発インフレで高騰した国際商品先物価格は大きく下がってきた。ウッドショックのように一時4倍になった商品もあるが、投機筋のゲームであり、そのゲームの沈静化=インフレ退治に金利を上げ、高くなった商品を買わなくなるようにして、商品価格を押し下げてきている。

ただ、日本価格は円安(円安率22.1%)もあり、前年比からすれば今日の国際価格の下落を享受できないものになっている。
例えば、ドルのWTI原油価格は前年同月日比20%高まで下落してきたが、円の東京ドバイ原油価格は為替安が入り39%高と国際相場より大幅に高くなっている。
ただ、石炭は最大の発電燃料であり暖房でも使用することから10月より上昇、灯油も暖房の季節に入り、原油の上昇率より、大幅に高い上昇率となっている。

 

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米バイデン政権が新コロナ経済対策と称して巨額(1.9兆ドル)を市場に流したため、回復途上にあった経済が手をつけられなくなり、またロシア制裁もあり、国際商品価格を暴騰させてきたが、インフレ退治の金利高で次第に落ち着いてきている。しかし、新コロナ以前の2019年12月末よりまだほとんどが高い。もうそれほど下がらないのだろうか。

22年8月は月としては総じて最高値となっているため掲載してみた。

 

出典は、トレーデングエコノミクスと日経リアルタイムチャートの公表数値を使用して作成している。


スクロール→

国際商品先物価格(指定外ドル相場)75190

月末 

19/12

21/11

22/8

10/31.

11/30.

インフレ率

 エネルギー

前年比

WTI原油

60.7

67.03

89.03

86.53

80.55

20.2%

東京ドバイ()

40,918

48,142

76,300

75,190

66,990

39.2%

米天然ガス

2.151

4.284

7.288

6.355

6.930

61.8%

TTFガス(EUR

12.0

93.2

239.91

123.35

148.25

59.2%

石炭

67

152

425

356

397

161.2%

灯油

2.023

2.052

3.609

3.674

3.363

63.9%

 食料

小麦

508

807

820

882

771

-4.5%

大豆

948

1,241

1,422

1,407

1,469

18.4%

トウモロコシ

388

581

670

691

662

13.9%

ポテト(EUR)

18.6

20

21

21

24.1

20.5%

ココア

2,540

2,322

2,427

2,335

2,451

5.6%

採取油(EUR)

412

644

616

676

599

-7.0%

牛肉(BRU)

14.3

20.5

19.6

19.2

19.6

-4.4%

豚肉

71

73

91

84

82

12.3%

(NOK)

57

57

86

89

82

43.9%

 その他

尿素(肥料

244

932

875

610

535

-42.6%

鉄鉱石

92

99

101

82

103

4.0%

2.795

4.377

3.519

3.413

3.729

-14.8%

木材

404

794

509

461

429

-46.0%

為替

対ドル円

108.86

113.07

139.25

148.73

138.03

22.1%

対ドルウォン

1,173

1,182

1,342

1,426

1,303

10.2%

 

[ 2022年12月 5日 ]

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