アイコン 超円安防止に10月21日、5.6兆円介入 米国債残15%減 まだ円安でインフレ続く日本


財務省は、昨年10月、32年ぶりの急速な円安に歯止めをかけるため、神田財務官がとことん介入するとして、2回にわたって市場介入の事実を明らかにしない「覆面介入」を行い、10月21日には、一日で5兆6202億円のドル売り円買い介入し、額は過去最大だったと明らかにした。

財務省は、昨年10月から12月に実施した市場介入の一日ごとの実績を発表し、10月21日と24日にドル売り円買いの市場介入を行っていた。
10月20日の対ドル円は150.140円(最近では最超安値/1990年7月以来の150円の大台)
10月21日は147.640円、(介入効果)
1月13日は127.880円(22年5月24日以降で最高値)、
2月7日現在132.174円

保有する米国債を売り、円を買えば円高に振れる。

 

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米国が新コロナ以降、インフレ退治に金利を始めて引き上げ、露制裁も加え、円安に振れた2022年3月にも、日本政府は大量の米国債売り、22年9月にも月間として過去最大の米国債売りを実施している。

米国債売りは円高のスピーカーの役目を果たすが、むっつりスケベのように告知・宣伝しなければ効果は薄い。
こうした中、神田財務官のスピーチは対外的に・ハゲタカ投機家向けに大宣伝になり、円高はピークアウトした。政府・財務省方針を明確にした神田財務官の勢いに日銀の腹の中まっ黒田も方針転換せざるを得なくなった。

世界で超インフレ下、近視眼的な日本のモノ差しで超円安を続けた国民無視の真っ黒田の功罪は大きい。

世界の主要国ではすでにインフレは沈静化団塊に入っているが、日本は円安政策のディス効果によりまだインフレが続いている。


スクロール→

↓米財務省発表の日本の米国債保有残高、日本財務省発表の外貨準備高

日本の外貨準備高に対する米国債保有残高は極めて高い。他国から見れば歪。

米国債保有高

/億ドル

増減

外貨準備高

/億ドル

21/4

12,768

 

13,784

21/9

12,996

 

14,093

21/10

13,204

208

14,045

21/11

13,286

82

14,057

21/12

13,040

-246

14,057

22/1

13,031

-9

13,859

22/2

13,063

32

13,845

22/3

12,324

-739

13,560

22/4

12,185

-139

13,221

22/5

12,237

52

13,296

22/6

12,363

126

13,112

22/7

12,343

-20

13,230

22/8

11,998

-345

12,921

22/9

11,202

-796

12,381

22/10

10,644

-558

11,945

22/11

10,822

178

12,263

22/12

 

 

12,276

23/1月

 

 

12,502

 

[ 2023年2月 7日 ]

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