アイコン 韓国で恋愛リアリティー番組大ブーム 少子化に議論提起か


韓国で「恋愛リアリティー番組」が大ブームだとロイターが報じている。
内容は、若い独身者同士がカップルになっていく過程を追うものが多いが、未婚の同棲や同性愛などを取り上げた番組も増えており、価値観の変容が浮き彫りになっている。

ロイターの集計によると、昨年テレビやインターネット動画配信サービスで流れた恋愛リアリティー番組は少なくとも20本に上り、前年から3倍以上に増えた。
特筆すべきは、結婚や家庭が絡まない、新しい関係性を受け入れる番組が増えていること。
例えば、
「結婚じゃなくて同居」は未婚を選んだカップルに焦点を当てており、
「ヒズ・マン」は男性同士の恋愛がテーマにしている。
離婚経験者が恋人を探す番組もある。
恋愛を巡るいざこざは古今東西のテレビ番組にとって永遠のテーマだが、韓国ではとりわけ重きが置かれている。
韓国は結婚志向と子どもを持つことへの意欲が急激に低下している。
激しい男女格差と教育費含む育児費用高騰のためだとされる。

 

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「結婚じゃなくて同居」は1月に放送が始まった。
チーフプロデューサーのキム・ジン氏は、未婚の同棲を推奨したり、結婚を否定する意図はなく、議論に火をつけるのが番組の狙いだと説明している。

「こうしたカップルのライフスタイルや決断の理由を見せることで、このテーマを社会の前面に押し出したかった」と話している。
韓国では、同棲の数に関する公式な統計はないが、もはや眉をひそめられるようなことではなくなっている。とはいえ、結婚せずに子供を持つ例は非常に少ない。
番組で紹介された、10年以上つきあっているチョ・ソンホさん(32)とイ・サンミさん(32)。モデルとして活躍するイさんにとって未婚のまま一緒に暮らすという決断は、伝統に縛られないための、自分の意思による選択だった。
良い母親になり、同時に自分自身に忠実でいることは「現実には不可能」だとして、子どもを持つことに前向きではない。
「結婚し、年末年始に両方の実家に行くといった義務を負わなければならない理由がよくわからない」と言う。
一方、K-POPアイドルからユーチューバーに転じたチョさんは、一般的に女性の方が子育てで大きな負担を強いられることを考えると、イさんの気持ちは理解できるという。

<大切なのは議論>
韓国は過去5年間で新婚カップルの数が▲23%減少、出生率は世界最低で、結婚や出産を敬遠する流れが進んでいる。
韓国は世界で類を見ない合計特殊出生率が0.78と1でも将来人口が半減するのに極端な出生率となっている。
晩婚化も出生率の低さの原因の一つでもあるが、晩婚化だけの問題ではない。
韓国も核家族化が進み、以前より親族束縛は減少している。それより所得格差・生活苦(大企業とそれ以外)、住宅事情、酒癖・暴力、体裁・・・/対、自由・友達との遊興・旅行・・・

韓国女性はフランス女性のように結婚せずパートナーと子供をもうけるパターンでもなく、結婚そのものに、子供を持つことに、否定的になっている。
それは男性も住宅価格が高騰し収入も少なく甲斐性もなくなっており自信喪失(高給取りの大企業に勤務できる人たちは一握り/今年大手はほとんど採用もしていない)により結婚せず、女性も仕事を続け子供に、生活に束縛される家庭を持つことを拒否している。
そうした独身女性が増えれば増えるほど女性たちは独身を満喫することになる。

若い男性には男女の差別意識はなくなっているが、50代以上にはまだ強力にそうした意識が根付いており、数世代経過しなければ韓国特有の親族からの束縛は解放されないだろう。
韓国の教育行政を握っている北朝鮮派の旧世代がそれを助長してもいる。特に旧世代の女性たちが自らの体験から若い女性たちにそれを求めてもいるようだ。
それでいて親が子に整形を進める国でもある。女性の整形は就職にも有利に左右する男性が支配する国でもある。人口比で世界一ブランド物が売れる国でもある。

[ 2023年3月13日 ]

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