アイコン 韓国軍の「キルウェブ」=「left of launch」とは、3軸体系の復活


米国で生まれた「レフト・オブ・ローンチ(left of launch)」のように、
敵がミサイル発射ボタンを押す前に、
物理的(ミサイルなど)・非物理的手段(EMP兵器やサイバー攻撃など)で無力化する作戦概念。
長時間運用できるMHD型爆薬発電機でEMP(電磁波)攻撃した場合、一帯の通信網や電源網を不能もしくは破壊することができる。

「レフト・オブ・ローンチ」は、
ミサイル迎撃段階を「発射準備」→
「発射」→
「上昇」→
「下降」に分ける際、
「発射準備段階を無力化」することから名付けられた。
韓軍は実行できる兵器システムを開発するという。

 

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「非物理的手段を利用したソフトキル方式は開発段階。
「ソフトキル方式」は、サイバー作戦などを利用して、敵陣の核・ミサイル発射手段及び指揮体系を攻撃して無力化する概念。
米軍はサイバー攻撃や通信網かく乱などで、敵陣の「ミサイルの発射直前に管制施設を攻撃」したり、「発射直後に爆発」させたりする技術を備えているという。

(自国のミサイルだったら通信で自爆させられるが、敵陣のミサイルは本当かどうか疑わしい。ミサイル等は電子制御されており、制御装置を破壊すればコントロールを失う。現行のミサイルは通信破壊を回避するため3つも4つもの方式で自立飛行する)

「キルウェブ」は、
人工知能(AI)などの技術を導入し、韓軍のキルチェーン(北朝鮮のミサイル挑発が差し迫った時の先制攻撃)の補完的役割も果たす。

AIとビッグデータ技術が適用された超連結ネットワークで上下級部隊を緊密に連結し、敵の新たな脅威や標的発見時に多様な攻撃兵器でより迅速かつ効率的な対応が可能だという。

また、作戦司令部級以下の部隊構造は、AI基盤の有・無人の複合戦闘システムを中心に再設計される。
軍当局者は、「北朝鮮の核・ミサイルに対応するための「韓国型3軸システムとAI基盤の警戒システム運用」能力を考慮して、部隊再編時期を検討し、多様な戦略・作戦的任務遂行が可能なドローン作戦司令部を創設して、無人機など北朝鮮の非対称脅威に備える」と強調した。
その一環として、来年中に最前線の監視哨所(GP)と後方の主要基地にAI基盤の有・無人複合システムを活用した警戒作戦試験部隊を運用する計画だという。

韓国の「3軸体系」とは、
1軸Kill Chainとは、北朝鮮の核・ミサイル発射の兆候を探知し、先制攻撃する「キルチェーン」(Kill Chain)は「戦略的打撃」。
2軸KAMDは、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)。
3軸KMPRは、核・ミサイルで攻撃を受けた後、容赦なく報復する「大量反撃報復」(KMPR)。
以上、

敵陣が先にEMP攻撃してきた場合は立場が逆になる。すでに北朝鮮は韓国に対して何回も軽度のEMP攻撃を仕掛けてきた経緯がある。



 

[ 2023年3月 6日 ]

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