アイコン 原油価格68ドル台まで下落 露制裁前の21年12月来 ピークから半額


原油価格(WTI)は、米国では高金利に銀行まで破綻する事態に至り、1年と3ヶ月ぶりに68ドル台まで下落した。OPEC+は今年中減産を続けると発表したが下落している。
 原油価格が下がることは日本経済にとって良いことだが、ドバイ産東京原油の15日の相場は61,380円、今年2月6日の価格と同様で、16日10時20分の現在相場の58,320円は、露制裁前の22年1月24日以来となっている。
東京原油:19年12月40,918円、3月15日61,380円・・上昇率50%
WTI価格:19年12月59.80ドル、3月15日68.16ドル・・14%
黒田ボケ老人節・・・超円安は日本経済にとってとっても良いことだ。

まだまだ超円安で原油価格の下落を一部しか享受できないでいる。
 天然ガス価格も19年水準まで下げているがこれもドル価によるもの、日本は天然ガスも下落の一部しか享受できないでいる。

 

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それでいて電力会社は電気代を大きく値上げするとしている。しかし、国が小麦価格を4月から値上げすることもあり、公共料金の電気代の値上げは先延ばしさせている。
(小麦価格も21年9月の価格までドル相場では下落しているが、超円安で日本の輸入価格は高い。ドル価では19年12月540ドル、22年2月800ドル、5月1250ドル、12月790ドル、23年3月9日665ドル、3月15日702ドル)

このまま原油や天然ガスが下がったままならば、電気代を据え置いても電力会社は今夏にも利益が出てくるはすだ。ただ、日本の電力やガス会社は公共料金であるがゆえに燃料を高値買いすることもあり、電力会社等の燃料コストを監視する必要がある。
原油価格は50~60ドルが適切価格(シェールオイルも原油も産出原価は40ドル以下)。OPEC+主導で減産し価格を吊り上げボッタクリ、サウジの国営アラムコは12月期で21兆円も利益を計上している。原油生産量世界一の米国、米シェールオイル軍団もこの間、増産をOPEC+並みに抑えてきていたことから、軍団合計ではそれ以上に利益を出しているはずだ。


 
 

[ 2023年3月16日 ]

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