アイコン ロシア・カムチャッカ半島シベルチ山で再び大規模噴火 噴煙の高さ1.6万メートル


気象庁によると、日本時間の10日午後10時10分頃、ロシアのカムチャツカ半島にあるシベルチ火山で、規模の大きな噴火が発生し、噴煙の高さは1万6千メートルに達しているという。

シベルチ山は標高3307メートルの成層活火山、たびたび噴火を繰り返してきたことが知られている。現在のシベルチ山は、6万年前から7万年前くらいに形成が始まったとされており、少なくともこれまでに60回は噴火してきたと見られている。
この期間のうち、非常に火山活動が活発だった時期としては、紀元前6500年〜紀元前6400年頃、紀元前2250年〜紀元前2000年頃、西暦50年〜西暦650年頃だったと考えられている。

 

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なお、この火山活動の極大期は、カムチャツカに存在する火山群全てに当てはまるが、シベルチ山などと火山帯が同じ脈略のアリューシャン列島の火山も最近大規模噴火を各地で繰り返している。

現在の火山活動は紀元前900年前に始まったと見られているが、拡大期にあるかは不明ながら、最近の大規模噴火は1854年と1956年に記録され、直近では2013年10月19日の噴火では噴煙の高さが7千メートル、2019年8月27日の噴火では2万メートル、同年10月2日の噴火では1万メートルに達していた。噴火したあと、山頂に溶岩ドームを形成し、噴火のたびに標高が高くなっている。

日本の北方領土4島から続くクリル諸島が連なりカムチャツカ半島に至っている。クリル諸島の西側がオホーツク海、東側が北太平洋。

↓2019年10月2日の大噴火
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[ 2023年4月11日 ]

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