アイコン サムスン電子 第3四半期単期決算 営業益▲77.6%減の27百億円


サムスン電子が31日に発表した2023年7~9月期の連結決算によると、本業の儲けを示す営業利益は、前年同期比▲77.6%減の2兆4336億ウォン(約2700億円)だった。
主力の半導体事業で▲3兆75百億ウォンの赤字を計上したが、赤字額は前四半期に比べると縮小した。

在庫増に今年3月から生産調整に入り半導体メモリーの価格下落傾向に歯止めがかかり、高性能DRAMなどの需要が伸びていることから、10~12月期は業績回復すると予想されている。
 
7~9月期の売上高は前年同期比▲12.2%減の67兆4047億ウォン。
純利益は▲37.8%減の5兆8441億ウォンだった。

 

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半導体メモリーの赤字幅が縮小し、スマホとディスプレー事業の業績が予想を上回ったことから、営業利益は第1期(23年1~3月)の6,402億ウォン、第2期(4~6月)の6,685億ウォンに比べ、第3四半期は2兆4336億ウォンと大幅に回復した。

7~9月期の業績を事業部門別にみると、
半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門の営業損益が▲3兆75百億ウォンの赤字。
3四半期連続の営業赤字で、1~9月の累積赤字額は12兆69百億ウォンに上った。
ただ、DRAMの平均販売単価の上昇と出荷量の増加などにより、赤字額は前四半期の4兆36百億ウォンに比べると60百億ウォン程度縮小した。
同部門の売上高は16兆44百億ウォンだった。
(サムスンはNANDの主力を中国西安=長安に置いている)
 
デバイスエクスペリエンス(DX、モバイル・家電)部門の営業利益は3兆73百億ウォン、売上高は44兆200億ウォン。
うち、スマホを手掛けるモバイルエクスペリエンス(MX)事業は「ギャラクシーZフリップ5」「ギャラクシーZフォールド5」など新製品の販売好調で堅調な成長をみせた。

ディスプレー(SDC)部門は営業利益が1兆9400億ウォン、売上高が8兆22百億ウォンで、中小型パネルの利益が前四半期から大幅に増加した。
以上、

10月31日の対ドルウォンは1,353ウォン/対円ウォンは0.111円

[ 2023年11月 3日 ]

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