アイコン 任天堂 中間決算、新コロナの大きな反動減なし ゼルダ絶好調 6期地域別売上高推移


今期の任天堂の業績は超円安も加勢し過去最高を伺う中間期の決算となっている。過去3期(21/3~23/3期)の上半期と下半期の売上高比では、上半期29%、クリスマス・年末商戦を控える下半期は71%の売上高構成比となっている。これからしても過去最高の売上高を計上する可能性が高い。

当然、超円安の追い風も受けており、このままの為替状態が期末まで続くと仮定してのことだが・・・。ただし、同社の通期予想では前期決算からしても減収減益となっている。

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ゲームソフト販売

5月発売の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が1,950万本、

7月発売の『Pikmin 4』が261万本

『マリオカート8 デラックス』が322万本(累計販売本数5,701万本)の販売を記録、4月に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の効果もあり「マリオ」関連タイトルが好調に推移した。

当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカータイトル含め16タイトル。

結果、ハードウェアの販売台数は前年同期比2.4%増の684万台、ソフトウェアの販売本数は同比1.8%増の9,708万本となった。

デジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトが好調に推移、追加コンテンツやNintendo Switch Onlineによる売上も増加した。さらに、円安による為替の影響もありデジタル売上高は同比15.8%増の2,175億円となった。

下半期投入は、

ソフトウェアでは10月、横スクロールアクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズとして、約11年ぶりの完全新作タイトル『Super Mario Bros.Wonder』。

同じく10月、『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』、

年末商戦にかけては『超おどる メイド イン ワリオ』、『スーパーマリオRPG』(ともに11月)等の発売予定。

また、12月、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の追加コンテンツ『ゼロの秘宝』の後編・「藍の円盤」を配信予定。

ソフトメーカーからもバラエティに富んだタイトルの発売が予定されている。

発売済みのタイトルに加えて新規タイトルや追加コンテンツを継続的に投入するとしている。

世界が不景気に突入すれば、することないのでゲームに没頭しようが、不景気でゲーマーに銭がなければやはり売上高に影響する。

 


スクロール→

20243月期2Q(49月)の売上高内容 /億円

 

日本

米国

欧州

構成

ゲーム機関連

1,587

3,072

1,779

928

7,367

92.5%

 うちSeitch関連

1,514

3,047

1,758

923

7,233

90.8%

 うちほか

73

25

21

14

133

1.7%

モバイル・IP

105

397

37

9

550

6.9%

花札ほか

32

10

0

1

44

0.6%

1,725

3,481

1,816

938

7,962

 100%

構成

21.7%

43.7%

22.8%

11.8%

 100%

 

 

7974 任天堂 20243月期の第2四半期決算 /百万円 ※日本方式

連結

売上高

営業利益

同利率

経常利益

株主利益

18/3

1,055,682

177,557

16.8%

199,356

139,590

19/3

1,200,560

249,701

20.8%

277,355

194,009

20/3

1,308,519

352,370

26.9%

360,461

258,641

21/3

1,758,910

640,634

36.4%

678,996

480,376

22/3

1,695,344

592,760

35.0%

670,070

477,691

23/3

1,601,677

504,375

31.5%

601,813

432,768

 23/22期比

-5.5%

-14.9%

 

-10.2%

-9.4%

 

 

 

 

 

 

23/2

656,974

220,387

33.5%

322,464

230,451

24/Q2

796,237

279,910

35.2%

380,007

271,298

  前期比

21.2%

27.0%

 

17.8%

17.7%

 

 

 

 

 

 

24/3通期予

1,580,000

500,000

31.6%

600,000

420,000

24/23

-1.4%

-0.9%

 

-0.3%

-3.0%

 

任天堂 6年間の中間期の地域別売上高推移 /億円

 

日本

米国

欧州

他国

192

864

1,710

928

384

3,889

202

1,031

1,933

1,095

379

4,439

212

1,730

3,118

1,888

957

7,695

222

1,355

2,729

1,506

651

6,242

232

1,583

2,856

1,509

620

6,569

242

1,725

3,481

1,816

938

7,962

24/232

9.0%

21.9%

20.3%

51.3%

21.2%

24/212

-0.3%

11.6%

-3.8%

-2.0%

3.5%

 

 

 

 

[ 2023年11月10日 ]

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