大方の予想ではJRE（ジャパン・リニューアブル・エナジー社）を２０００億円で買収していたエネオスグループが落札するものだと思っていた。
そもそも、日本の石油販売大手であるエネオスが２０２１年１月、資産価値４００億円の外資系企業であるJRE（ジャパン・リニューアブル・エナジー社）を２０００億円で買収したのは西海市江島沖洋上風力発電事業をJREが落札すると信じていたからである。

JREが西海市江島洋上風力発電事業の計画段階で使った金額は、数十億円は下らないと関係者は証言している。
その多くが元暴力団員だった柏木世次に渡ったことも西海市の漁業関係者なら誰でもが知っている事実である。

２６００万円のベンツ、２０００万円はするレクサスSLにレクサスRVと柏木の金満ぶりは西海市で知らない人はいなかった。
その他にも崎戸町の江島水産の事務所、福岡の一棟立てのマンションと不動産まで買い漁っていたことも有名である。

そればかりではない、江島港の係留禁止の桟橋に不法に係留されている聖漁丸４隻、最近はダンプカー２台を購入していることも判明している。

これらは全てＪＲＥから流れた資金で購入している。
勿論、今回の江島沖洋上風力発電事業をＪＲＥが落札することが絶対条件だったはずである。
ところが、蓋を開けたら落札したのは住友商事である。
さ～これからJREと柏木世次はどうするのか、国税も警察も動いているとの情報も届いている。
ベンツ柏木と呼ばれた西海のドンのこれからに注目していきたい。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次