アイコン 谷川弥一伝、(弥一の矢は毒矢の矢だった。)その4


 

2022年2月に行われた長崎県知事選で全くの無名で政治経験もない産後うつ専門の精神科医である大石賢吾という何処の馬の骨か、鶏の骨かも分らぬ若者を長崎県知事選挙に担ぎ出したのは、長崎県の政界のドンだった谷川弥一である。

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自民党長崎県連を分裂させてまでして、何故、谷川は大石を担いだのか、動機ははっきりしている、中村法道知事が、谷川の要求を拒んだからである。
もっとはっきり言えば、政治家・谷川弥一、谷川建設への忖度をしないというのが一番の大きな理由である。

例えば長崎IRカジノへの中国共産党系企業と谷川建設の参入(ニキ・安藤ハザマ・谷川建設)は失注で終わっている。
政治屋、谷川弥一にとって天下国家、県政浮揚は二の次、先ず谷川建設の利益が全てに優先する。

大石、谷川

これを徹底して実践したのが、政治屋、谷川弥一の40年の政治屋人生だった。
政治家と思えば腹も立つが、政治屋と思えば腹も立たない。
見事なまでに政治屋を全うした谷川弥一だった。
ただ、こんな人物を長崎県の国会議員として国政に送り出した長崎県民は
反省するべきである。
特に長崎3区の有権者には猛省して頂きたい。

 

 

谷川の後援会元幹部が国境離島新法の成立に貢献しただとか、西九州新幹線など地元振興に貢献したとかの発言を度々耳にするが、国境離島新法の成立も西九州新幹線も谷川が居ても居なくても成立していたし、西九州新幹線においては全線開通の佐賀県との交渉では谷川弥一が一番の大きな障害だったのだ。
国境離島新法の補助金も全てが谷川自身の利権であり、他のどこの地区よりも2万円も高い新上五島町の生コン代4万6千円も谷川の子分共の小遣い稼ぎの利権である。水戸黄門によく出て来る江戸時代の悪代官、越後屋の関係である。
谷川自身が記者会見でも言っているように大臣並みの金集めの手段だったのだ。
西九州新幹線全線開通、IR誘致と長崎県にとって100年の大計の大事な時に谷川は自身の利益を優先し、政治経験もない産後うつ専門の精神科医を、東京の選挙コンサルタント・大濱崎卓真を使い、首尾よく長崎県知事に据えたまでは良かったが、結局、IR誘致は完全な失敗に終わり、西九州新幹線は武雄温泉駅から佐賀空港寄りの南側ルートが優勢となり佐賀県に押し切られようとしている。
政治経験豊富な山口佐賀県知事と、素人の大石知事では勝負にもならないことは最初からはっきりしていた。

大石、山口

その大石知事も選挙違反(買収罪)で1月9日、東京のコンプライアンス弁護士・郷原信郎氏と神戸学院大学の上脇博之教授の2人に大石知事本人が追加告発されている。
これで起訴されたら、長崎県は谷川弥一のニコニコフィーバーに続いて大石フィーバーと親子で全国に再び恥を晒すことになる。

 

 

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2024年1月25日 ]
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