アイコン 韓国、昨年2023年の出生率0.72まで下がる


韓国統計庁は昨年1人の女性(15~49歳)が産む子どもの数の指標となる合計特殊出生率が0.72と過去最低を更新したと発表した。韓国では少子化に歯止めがかからない状況が続いている。

 一昨年の2022年の0.78から▲0.06ポイント下がって過去最低を更新し、8年連続で前年を下回った。
 また、昨年1年間に生まれた子どもの数も、約23万人で過去最低となり、10年前と比べると半分近くまで減少している。

 韓国統計庁は、結婚しても子どもを産まない人が増加傾向にあることなどが、出生率低下の要因だと指摘していて、今年の出生率はさらに下がり、0.7を割り込む可能性もあると推計していると説明した。

 韓国の出生率はOECD=経済協力開発機構の36加盟国中、最も低い水準となっていて、少子化に歯止めがかからない状況が続いている。

 

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 今後も少子高齢化が加速していくとみられる中、尹錫悦大統領は、「これまでとは違う次元で原因と対策を講じなければならない」と危機感をあらわにしている。
 また、与野党は今年4月の総選挙に向け、いずれも少子化対策を公約の柱の1つとしてアピールしていて、実効性のある対策を国を挙げて進められるかが課題となっている。
以上、

ソウルの合計特殊出生率は全国平均より低く0.5台まで下がっている。
親が絶対だとする統治のための儒教文化が家族・一族で続き、性でも姓内姓でも差別する国。時代とともに男尊女卑の考え方は少なくなっているが、韓国では酒乱男性も多く酒が入ったらその考えが頭をもたげ、妻に対して暴力を振るう事件も異常に多い。そのため離婚も多く、若い女性たちは結婚そのものにアレルギーになりつつある。

また、高額になった住居問題も結婚しない男性を増加させている。結婚に際し、男性側に所有の住居が無ければ甲斐性が無いと相手の親から差別される(2017年から5年間でマンション価格は倍になっている/所有かチョンセ)。

子を必要としない若い世代の考えは、男性より大幅に女性側に多くなっている。すでに結婚しても子を作らず夫婦で楽しむという領域に達している。
韓国では、大学卒の上位20%は下位20%の報酬より56%高いというデータがあり、給与の高い大企業・財閥企業に就職させたい親だらけ、子の教育に追われ、夫婦を楽しむユトリが無いという。
そのため、子を欲しない夫婦が多くなっている。もともと旅行好きな国民性、子を作らず夫婦で海外旅行を楽しむという考え方も定着してきている。

母親が、舅から苦しめられ、それを現在の新婚女性に求める連鎖が続き、現代社会において断ち切れ無いまま経過、女性たちが結婚や妊娠に対しボイコットを生じさせている。一方で中絶専門病院は大繁盛しているという。

誕生する子どもが少なくなり続け、年と共に人口は減り続け、結婚適齢期の人も減少し、加速度的な人口減少の連鎖に陥っている。
人口維持には合計特殊出生率が2.2前後必要。
韓国は米作家からも「もっとも憂鬱な国」と評され、「気にしない」文化の醸成が必要だと指摘している。


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2023年のデータ

23/3/27. 朝鮮日報

 

対象:青年15000

 

男性

79.8%

結婚計画あり

70.5%

出産意向

 

女性

69.7%

55.3%

 

社会福祉院発表 2034歳未婚男女281

男性

結婚必須

12.9%

結婚と

61.3%

重要でない

25.8%

女性

4.0%

出産重要

42.9%

53.2%

                     

 

韓国女性政策研究院 22/7

 

そう思う

思わない

分らない

高校2

男性

子供欲しい

67.7%

22.4%

9.9%

女性

38.0%

50.3%

11.7%

ソウル大らの「22韓国ジェンダー意識設問調査(対象:16歳以上1786)

「結婚は必ずしなければならない」

1619

 

そう思う

子供欲しくない

 

 

男性

 

8.8%

 

 

女性

9.3%

31.2%

 

 

             

韓国統計庁の「2022年出生・死亡統計」

 

第一子

二子

三子

初産(女性)

子供

2011

51.0%

38.1%

11.0%

1993

26.2

2021

56.8%

 

 

2021

32.6

2022

62.7%

30.5%

6.8%

 

 

・韓国の2022年の出生数24.9万人

理由

 

 

 

 

晩婚化

 

 

 

 

教育費など経済的負担

 

 

 

 

自由満喫・束縛開放

 

 

 

 

新コロナの影響

 

 

 

 

合計特殊出生率

0.78

前年比0.03人減

 

 

                 

 マンション価格の高騰も家計負債の増加原因となっていたが、デベロッパーの不動産開発のPFが高金利になり資金調達難、チョンセ家主の破綻も相次ぎ、昨年初めからマンションバブル崩壊、マンション価格は下落傾向にある。

経済低迷によりマンション需要も緩和され、需給バランスが崩れかけている。

 韓国の家計負債/兆ウオン

 

23/3

22/12

増減額

増減率

構成率

家計負債総額

1,853.9

1,853.9

-13.7

0.0%

100.0%

不動産ローン

1,017.9

1,012.6

5.3

0.5%

54.9%

信用貸・商業不動産信用貸

721.3

721.3

-15.6

0.0%

38.9%

クレジット

114.4

114.4

-3.4

0.0%

6.2%

調整

0.3

0.3

 

 

 

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[ 2024年2月28日 ]

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