アイコン 韓国、続く内需不振


経済好調は企業にとっても国民にとっても景気を甘受できるものでなければならないが、どっかの国はその国の国家政策により、投資せず生産効率化など求めず・低賃金のローコストにも重なり企業のみ好景気に浮かれ、株価は史上最高値に上り詰め、生産効率などすでに過去の言語となっている。

<世界共通の景気拡大局面>(日本だけ除く)
輸出拡大
給与上昇
消費拡大
内需拡大
事業用・住宅用ともに建設需要拡大
適正金利

 

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<韓国では>
米・日・台・欧州で株価が史上最高値を付けている。一方、韓国では、中国市場の低迷と新コロナ時代の内製化の進行に、体感景気が悪化し3年5ヶ月ぶりの低水準を示したという。
韓国では、輸出企業の業況は相対的に改善されたが、内需不振と不動産プロジェクトファイナンス(PF)不良の余波などが重なり、全般的な体感景気は悪化を防ぐことができなかった。

韓国銀行が21日の発表によると、2月の全産業業況実績企業景況判断指数(BSI)は前月より▲1ポイント下落した68。2020年9月の64以降で最も低い水準。
昨年10~12月に70を維持し今年に入って2ヶ月連続で下がった。
現在の経営状況に対する企業家の判断を盛り込んだBSIは100より低いほど否定的回答が多い。今月の調査は5~14日に全国3305社を対象に実施された。

2月の製造業BSIは、前月より▲1ポイント下がった70となった。
業種別に見れば、家電製品や自動車など前方産業の電子部品需要減少により電子・映像・通信装備が7ポイント下落するなど体感景気が悪化した。
韓国銀行の調査チーム長は「半導体を中心に輸出は良かったが、内需不振が続いたため、該当業種のBSIが大きく下落した」と話した。
収益性悪化余波で医療・精密機器が▲13ポイント下落、石油精製・コークスが▲7ポイント、BSIが下がった。

企業形態別では、内需企業が1ヶ月間で▲3ポイント下落し68となった。
これに対し、輸出企業は2ポイント上がった73で体感景気がやや改善している。
内需は、高物価、消費減少などで沈んだ状況が続いている。
消費動向を示す小売販売は昨年12月基準で前月比▲0.8%減少。年末まで3%台だったが、1月は2.8%まで下がったものの依然として高い水準。
これとは違い輸出は好調に転化している。
産業通商資源部によると、先月まで輸出は4ヶ月連続のプラスを記録。1月の輸出増加率も18%増で、半導体景気の回復などに乗り20ヶ月ぶりに2桁を回復している。
以上、

NVIDIAの決算好調でAIが急速に各種製品に投下=搭載されてきていることを裏付けている。連れてメモリ勢もパッケージ化の必需品拡大となり、高性能品ほど需要が増加している。
また、自動車もEVの販売増加率は昨年前半より後半は落ち込んでいるものの、22年より増加していることには間違いなく、EVへの半導体搭載は内燃機関車両より比較にならないほど多く搭載しており、そうした増加も半導体産業の業績を向上させている。

ただ、韓国勢は中国に大規模半導体工場を有しており、その中国工場から韓国に輸入されている半導体も多い。サムスン=西安NAND工場、SK=無錫DRAM工場・大連NAND工場。


スクロール→

韓国の小売販売高 指数

 

月額

年額

23/1.

-1.8

-1.7

23/2.

5.2

0.4

23/3.

0.1

0.1

23/4.

-2.6

-1.4

23/5.

0.6

-0.6

23/6.

0.9

1.5

23/7.

-3.2

-1.7

23/8.

-0.3

-4.7

23/9.

0.1

-2.0

23/10.

-0.8

-4.4

23/11.

0.9

-0.4

23/12.

-0.8

-2.2

24/1.

 

 

 

[ 2024年2月26日 ]

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