令和６年４月１日分の破産・倒産情報、破産・小口倒産一覧を掲載します。

2023年度（4-2月）の「農業の倒産動向」調査によると、倒産件数は77件で、前年度を上回り過去最多となっています。負債総額は142億2,800万円で、前年度よりも83.6％減少しています。倒産業種では耕種農業が最も多く、特に野菜作農業や畜産農業が影響を受けています。また、新興企業の倒産が増えており、業歴20年未満の企業が約6割を占めています。

この倒産の増加は、コロナ禍や燃料高、飼料・肥料高、伝染病などの要因が重なっています。特に小規模事業者の倒産が増え、農業における事業環境の厳しさが浮き彫りになっています。しかし、農業関連企業の中には新たな取り組みや技術を活かし、事業を継続している企業もあります。

この状況を踏まえて、農業振興や後進の育成が重要な課題となっています。食糧自給率や地域経済にも大きく関わる問題であり、早急な対策が求められています。